2007年11月 4日

オオフジツボライブ

西荻窪の音や金時で行なわれたオオフジツボのライブへ行ってきました。

「マンドラゴラの花」や「Hector the Hero」といったトラッドもよかったのですが、「A bird had past」や「紫陽花の庭」などオオフジツボのオリジナル曲は風景をイメージさせてくれます。
どこか物悲しい曲が多いのが特徴ですね。

今回は藤野さんと壷井さんのMCでの掛け合いも面白かったです。

オオフジツボも音源化に向けて動きだしたらしく、MCの端々にそういう話が出てきました。
これらの曲がどういうカタチで音源化されるのか、そしていまだタイトル未定の壷井さんの曲はどうなるのか、とても楽しみです。

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2007年10月 8日

Rivendell・蛇腹姉妹ライブ / Fujino Rock Fes. 秋の大運動会

池ノ上のBobtailで行なわれたRivendell・蛇腹姉妹のライブ「Fujino Rock Fes. 秋の大運動会」へ行ってきました。
Rivendellも蛇腹姉妹もともに藤野由佳さんの参加しているユニットということで「藤野祭り」なライブです。

Bobtailはこぢんまりとしていて、怪しげな空気の漂うお店でした。
ライブの開始前に食べたちまきがとても美味しかったです(笑)

前半はRivendellから始まります。
今回はだいぶオリジナル曲の多い構成でした。
どこか懐かしい風景を切り取ったような、情緒のある曲が心に染み入ります。

休憩をはさんで、後半は蛇腹姉妹です。
蛇腹姉妹のライブは初めてだったのですが、期待通りの面白さでした。
佐々木絵実さんと藤野さんの高速の指使いについ見惚れてしまいました。
特に最後に演奏した佐々木さんの口上つきの蛇腹姉妹のテーマ曲はよかったです。

蛇腹姉妹のライブは平日が多くてなかなか行けずにいたのですが、今日の演奏を聴いてとても気に入ってしまいました。
また機会を見つけて聴きに来たいですね。

この3連休はいろいろな音楽に触れて、とても密度の濃い休日でした。

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2007年10月 6日

Rivendell+菅野朝子ライブ / Return to Rivendell ~ファンタジーの故郷へ~

秋葉原のdressCafeで行なわれたRivendell+菅野朝子ライブ「Return to Rivendell ~ファンタジーの故郷へ~」へ行ってきました。
今回は翌日に開催されるトールキン作品オンリーイベント「ノルドランテ3」の前夜祭ということだそうです。

ライブのタイトルはものものしいですが、ライブの内容はアイリッシュやスコットランドのトラッド中心の、いつものRivendellのものでした。

まずはRivendellの二人での演奏から始まります。
アコーディオンとアイリッシュハープの優しい音色に、Rivendellの世界に引きこまれます。
ゆったりとした曲が多いのですが、中にはアップテンポな曲も織り混ぜられていて、なかなか良かったです。

第一部で一度藤野さんが下がり、小休憩を挟んでからの第二部ではバイオリンの菅野朝子さんと木村林太郎さんの組み合わせで演奏が行なわれます。
バイオリンとアイリッシュハープの組み合わせもいいものです。

最後は3人による演奏で締めます。
アイリッシュハープの繊細な音をアコーディオンとバイオリンが上手くサポートしているようで、また違った演奏になりますね。
それぞれの組み合わせに特徴が良く出ていて、なかなか興味深かったです。

ゆったりと流れるようなファンタジーの源流に触れたライブでした。

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2007年9月22日

谷山浩子コンサート / 猫森集会 2007

谷山浩子さんのコンサート「猫森集会 2007」へ行ってきました。
猫森集会は毎年数日間にわたって浩子さんが開いているコンサートで、何種類かのプログラムに分かれているのが特徴のコンサートです。
この日は「ヒトシくんと怪しい音楽会」と名付けられている通り、ゲストとしてベーシストの渡辺等さんが参加しました。

まずは浩子さん一人の演奏による「鳥籠姫」から始まります。
演奏が始まるとすぐに浩子さんの世界へと引きこまれました。

「空からマリカが」や「手品師の心臓」はあまり聴いたことのない曲ですが、浩子さんらしい曲ですね。
そして、今回のゲストである渡辺等さんのベースが加わっての「鬼こごめ」は素晴らしかったです。

今回のプログラムは浩子さんをして「怪しい音楽会」と言わしめるだけのことはありました。
暗いだけの選曲ではないのですが、浩子さんの濃密な世界の
「悲しみの時計少女」や「電波塔の少年」を聴いているあたりで、唐突に自分の心の内にある深淵を垣間見てしまいました。いやはや。

最後には私の好きな「王国」も演奏してくれました。
アンコールの「NANUKA」は、それまでの怪しい世界から抜け出してとても綺麗な曲でした。

今回のプログラムは私にとっては聴き慣れない曲の多い構成でしたが、新鮮な気持ちで浩子さんの歌と向き合えたコンサートでした。

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2007年9月19日

マーシュ・マロウライブ / 秋のクライマックスシリーズ

吉祥寺のスターパインズカフェで行なわれた、マーシュ・マロウのライブ「秋のクライマックスシリーズ」に行ってきました。

マーシュ・マロウは、曲を聴くだけでなく楽器を演奏する姿も見ていて楽しい、ライブで映えるユニットです。
今回は、落合さとこさんのパーカッションが格好よくて、見入ってしまいました。

演奏する側も忙しそうな「ああ忙し」や、爽やかな「丘をこえて」、「シュカール ディーヴェ カム アヴディエ」の幻想的な雰囲気もよかったです。

「花びら」や「mutation」といった、私の好きな曲も演奏されました。
こういうしっとりした曲にはつい惹き込まれます。

前回のアンケートに「観客も参加できるような曲が欲しい」という意見があったようで、それに応えるべく「☆☆☆☆☆(イツツボシ)」という新曲も用意されました。
ただ、さすがはスパルタな上野洋子さんのこと、観客に対しても厳しくということで、3つのパートに分かれて歌うというなかなかのハードルでした。
ただ聴くだけでなく、こういう試みがあるのも楽しいですね。

MCはやや少なめでしたが、その分音楽をたっぷりと楽しんだライブでした。

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2007年9月 2日

オオフジツボライブ

西荻窪の音や金時で行なわれたオオフジツボのライブへ行ってきました。

「カントリーライフ」の素朴な感じは聴くたびに好きになっていきます。
「想い出は美しすぎて」は、毎回すごいタイトルだなあと思いますが、曲もタイトルに負けないくらいに綺麗ですね。

私が結構気に入っている、ノルウェーのお葬式のも演奏してくれました。
お葬式で、こういう曲を流す文化っていいなあと思います。

「Arctic Paradise」はなかなかいい曲なのですが、どこか変な違和感のある不思議な曲でした。
藤野さん作曲の「紫陽花の庭」は中盤の盛り上がりから終盤にかけて収束していく感じが、枯れていく紫陽花の姿をよく出していると思います。

そして、やはり壷井さんの曲にはまだタイトルがついていませんでした(笑)
聴いているといいタイトルも思い浮かびそうなのですが……。

アンコールで演奏された太田さん作曲の「地蔵盆の夜」は、ちょうど今の季節に合った曲でした。
もう学生の夏休みも終わりですね。

オオフジツボのライブはMCも面白いし、メンバーの皆さんの演奏もすごくて、いろいろと楽しいライブでした。

そして、私事ですが今日で今年の浴衣も着納めです。
次は単衣の季節ですね。

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2007年7月28日

ZABADAKライブ / 夏休みライブ in TOKYO

六本木のSTB139で行なわれたZABADAKのライブ「夏休みライブ in TOKYO」へ行ってきました。
今回は開場から開演まで大分時間があったので、開場の30分過ぎあたりに入場しました。
その時点でも席は結構埋まっていました。
話によるとキャンセル待ちまであったそうです。

STB139は料理も出してくれるお店なので、軽く食事をしながら開演を待ちます。
ここの料理は少々高い気もしますが美味しいですね。
そうこうしているうちにライブが始まります。

最初は聞き覚えのない曲でしたが、リールのセットだったのでしょうか。
今回はサポートにRivendellをしたがえてステージですので、まずはアイリッシュな曲で始まりました。

「チグリスとユーフラテスの岸辺」、「海を見に行く」へと続きます。
Rivendellのサポートもとても自然に溶けこんでいました。
藤野さんの歌うようなアコーディオンや木村さんの繊細なハープの音色が心地よく染み渡ります。

吉良さんの歌う「Psi-trailing」も、また違った雰囲気がありました。

今日会場で発売になった新譜「宇宙のラジヲ」から、藤野さんが作曲した「秋霖」やタイトル曲の「宇宙のラジヲ」も演奏されました。

最後は「Deir Paidir」「夢を見る方法」、アンコールはジグのセットと「Easy Going」で締めくくりました。

Rivendellとの組み合わせのおかげか、全体的にやわらかい雰囲気につつまれたライブでした。

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2007年7月 8日

着物日和・国際交流パーティと唱歌ライブ

今日はいつもお世話になっている大宮の呉服店「さかえ屋」さんの移転一周年記念パーティへ行ってきました。

会場へ集まったのは30人ほどでしょうか、外国の方も多く、また、年配の方もいれば若い方もいたのですが、皆「着物好き」という共通項で結ばれた人たちです。

着物と日本が好きなだけあって、外国の方の日本語が上手なことには驚かされますね。
英語に不自由な私はとても助かりました(苦笑)
初対面の方ばかりでしたが、着物のことに始まり、観光地のことや何故か政治の話題までと、本当にいろいろなことを話しました。

また、皆さんそれぞれ浴衣の着こなしに個性が出ているのも面白いです。
つい他の人の着こなしに目が行ってしまいますね。

主催者の越智さんに頼まれて、居合の演武も披露しました。
私のつたない業ではありますが、古くから伝わる武道について、多少なりとも皆さんに知っていただけたら嬉しいです。

料理も美味しく、本当に楽しい時間を過ごしました。

少し早めにパーティを辞して、池袋のサンシャインシティで行なわれたみとせのりこさんの唱歌ライブへ行ってきました。

みとせさんは濃紺の地に麻の葉と花をあしらった浴衣で登場。
長めの袂に風情が感じられます。

まずは七夕にちなんで「たなばたさま」から始まり、夏の歌ということで「椰子の実」へと続きます。
みとせさんの歌声は涼やかできれいですね。
バックにはRivendellのお二人、アコーディオンとアイリッシュハープという編成ですが、不思議と日本の唱歌にも合っています。

「スカボロフェア」では、サイモン&ガーファンクルの歌が有名ですが、今回はより古いメロディのものを歌っていました。
そういえば、ヴィータ・ノヴァのCDにも古いメロディのものが収録されていたことを思い出しました。

日本の四季を唱歌でめぐろうということで、「雨降りお月さん」「うさぎ」「雪のおどり」「さくら」と続けて歌われました。
みとせさんの歌声とRivendellの演奏による「さくら」はとても幻想的でした。

また、唱歌だけでなくアイリッシュトラッドからは「Winter, Fire And Snow」も歌われました。
こうして聴いてみると各国のトラッドの根底にある共通点のようなものが感じられます。

「アルプス一万尺」は観客席からの手拍子もにぎやかでした。
速いリズムの曲ですが、藤野さんや木村さんの演奏も見事なものでした。
興に乗ったときの藤野さんは、本当に気持ちよさそうに演奏しますね。

みとせさんは「お客さんがこんなに乗ってくれるのなら、もっとたくさんリズミカルな曲を入れればよかった」と言っていました。
私としては「納涼暗黒少女唱歌」も来るかと期待していたのですが(笑)

最後は「紅葉」をしっとりと歌い上げてライブが終わりました。
ゆったりとしていながらも、みとせさんの心意気の感じられる濃密なライブでした。

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2007年6月17日

ヨーラン・モンソンライブ

今日は南青山MANDALAで行なわれた、スウェーデンのフルート奏者ヨーラン・モンソンのライブへ行ってきました。
ひとくちにフルートといってもいろいろな種類があり、それらを取り替えながらいろいろと演奏され、聴くだけでなく演奏を見ていても面白かったです。
特に身長ほどもあるバスフルートでの演奏や、尺八とのセッションなどが興味深かったです。
曲の方もスウェーデンのトラッドだけでなく、日本のトラッドであったりオリジナル曲であったりと、多岐に渡っていて、遊び心が感じられるステージでした。

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2007年6月12日

河井英里ライブ / 水無月に紅さす宵の・・・

赤坂の赤坂レッドシアターで行なわれた河井英里さんのライブ「水無月に紅さす宵の・・・」へ行ってきました。
赤坂レッドシアターは最近オープンした劇場らしく、やや小ぶりながらも座席などもしっかりとしたホールでした。
英里さんのライブはライブハウスなどでやることがおおいので、こういったホールでのライブは新鮮です。

ライブは静かに「ウンディーネ」から始まります。
この曲の、水の上をたゆたうような優しさが好きです。

続いての「空色になる」では、一転してリズミカルな曲になります。

アイルランド民謡の「Sally Gardens」も演奏されました。
英里さんのよく通る歌声は、こういう曲も合いますね。

新曲の「ほんのひとしずくの水」も、静かに物思いに身を任せるような曲でよかったです。

第一部の最後は「コッコロ」でした。
この曲も素朴で優しい曲ですね。

小休憩を挟んで第二部はアカペラでの「バルカローレ」で始まります。
英里さんはマイクを使わなくても充分な声を持っていますね。

英里さんの歌う「ユーフォリア」は、力強くが感じられて、牧野由依さんの歌うものとはまた違った魅力があります。

アニメ「D.Gray-man」より、「ララの子守唄」も歌われました。
私はアニメの方は全然知らないのですが、この曲もしっとりとして良かったです。
今日、朝が早かったせいかこの曲を聴いていて見事に眠気に見舞われました(笑)

6月8日に発売された新曲「ALMATERIA」は、英里さんには珍しく壮大な曲でした。
こちらはOVA「テイルズ オブ シンフォニア」のOPテーマ曲だそうです。

そして、やはり「シャ・リオン」は外せませんね。
今度はどんなアレンジでくるのかと、毎回期待してしまいます。

最後は明るく「青に捧げる」で終了。
アンコールは「茉莉花慕情」と「おやすみ」でした。

英里さんのライブはCDで聴いた時とはまた違った魅力があって、歌声に惹き込まれているうちにいつの間にか時間が過ぎていたという感じでした。

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