2014年10月26日

ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム2014

さいたま新都心で行われた、ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムへ行ってきました。

ロードレースの最高峰であるツール・ド・フランスの名を冠したこのレース、その名の通りニバリ、マイカ、サガン、フルーム、キッテルといった、今年のツールで熱い走りを見せてくれた錚々たるメンバーが参加しています。

同時開催しているさいたまるしぇとサイクルフェスタをぶらついた後、観戦準備。
まずは、コクーン前のヘアピン近くに行ってみました。
ちょうどポイントレース1の時間だったので、
アンダーパスから上がってくるところや、ヘアピンカーブなど、シャンゼリゼを彷彿とさせます。

ここでポイントレースを見た後、場所を移動してちょうど反対側、ラスト1kmのゲートの先で本戦を観戦しました。

レースは序盤からマイヨジョーヌのニバリ、マイヨグランペールのマイカを含む小集団が逃げる展開。
……って、生で見るのは初めてなのですが、すごい速度で駆け抜けていく!!
実際は、「先頭誰だった!? 黄色っぽいけどマイヨジョーヌ!? あ、追走はフィンランドチャンピオンだ」って感じで、目の前を通り過ぎるのは一瞬の出来事です。

それでもわいわい騒いでいたら、隣で見ていた初老の夫婦に「知っている選手がいるんですか?」と話しかけられました。
ちょっと話してみると、自転車ロードレースは何も知らないけれど、近くで何かやっているから散歩がてら見に来たようで、これだけの人手に驚いていました。

レースは序盤はニバリの大逃げ、ラスト一周では別府と新城の日本人コンビによる逃げと、引きつける展開を見せながら、最後はサガン、クリストフ、キッテルによるスプリント!!
熱い勝負を制したのは、やはりキッテル、最強スプリンターさすがです。

写真撮るの難しいな~。

追走するジャイアントトレイン!
キッテルでかいな~。

大会はちょっと商業主義過ぎると思わないこともないのですが、ロードレースというマイナースポーツに光を当てる意味では、こういうあざとさも重要なのかな。
ともあれ、テレビの中でしか見たことのない選手が目の前を走っているのを見られて、感動のひとときでした。

投稿者 utsuho : 17:03 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2013年5月30日

近藤史恵 / キアズマ

キアズマ

近藤史恵さんの新刊「キアズマ」を読み終わりました。
自転車ロードレースの世界を舞台にした「サクリファイス」シリーズの新刊ですが、これまでとは登場人物も舞台も変わって、大学生の自転車部を描いたものです。

それぞれに抱えたものや、想いが絡まりあって、熱いながらも、どこか重苦しさもただよう作品でした。
「サクリファイス」で登場したあの人もチラリと出ていたりして、いずれ世界が重なることもあるのかなと思うと、これからの展開が楽しみです。

投稿者 utsuho : 23:49 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース,読書

2012年7月24日

2012 ツール・ド・フランス / ブラッドリー・ウィギンス総合優勝

熱く長い夏の3週間、ツール・ド・フランスも最終ステージを終えました。

総合優勝は、チームスカイのブラッドリー・ウィギンス。
総合2位にもチームスカイのフルームが入り、前評判通りの強さを発揮しての勝利でした。
他のチームのアタックを淡々とつぶしていく様は、圧巻でした。

熱い走りを見せてくれたのはユーロップカー。
ヴォクレールが山岳賞を獲得しました。
新城選手の大逃げによる敢闘賞も、日本のロードレースの歴史に残る快挙でした。

最終成績は以下の通り
 総合優勝  ブラッドリー・ウィギンス
 ポイント賞 ペーター・サガン
 山岳賞   トマ・ヴォクレール
 新人賞   ティージェイ・ヴァンガードレン

来年は、いよいよ第100回記念大会です。

投稿者 utsuho : 23:49 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2012年7月 5日

2012 ツール・ド・フランス第4ステージ / 新城選手敢闘賞!

ツール・ド・フランスの第4ステージで、スタート直後からの逃げを決めた新城選手。200km以上を3人で逃げ続け、敢闘賞を勝ち取りました。

2009年の別府選手に続き、日本人2人目の快挙です。
しかも、別府選手は最終ステージだったので表彰台での表彰がなかったのですが、今回は日本人初の表彰台です。

この最高の舞台での表彰台、全世界に配信されているのが不思議な感じです。

結果を出せば、次はそれ以上を求められるプロの世界。
新城選手は、今度はどんな活躍を見せてくれるでしょうか。

投稿者 utsuho : 21:43 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2012年7月 1日

2012 ツール・ド・フランス開幕

夏の祭典ツール・ド・フランスが開幕しました。
まず初日のプロローグは、レディオシャック・ニッサンのファビアン・カンチェラーラが完全復活のステージ優勝。

今年はチームスカイのチーム力が際立っている感じですが、何が起こるかわからないのがツールの魅力。
これからの熱く長い夏の3週間、楽しみです。

投稿者 utsuho : 22:19 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2011年8月 8日

近藤史恵 / サヴァイヴ

サヴァイヴ

近藤史恵さんの「サヴァイヴ」を読み終わりました。
「サクリファイス」の世界を舞台にした短編集です。

「老ビプネンの腹の中」では、パリ~ルーベが舞台です。
「クラシックの女王」または「北の地獄」と呼ばれるパリ~ルーベの臨場感、読んでいるこちらも興奮します。
そして、「スピードの果て」では伊庭が世界選手権に挑戦します。

このニ編は、現実でのパリ~ルーベを完走した別府選手や、世界選手権のスプリントに絡んで9位をもぎ取った新城選手のことを、あらかじめ知っていたかのようなタイミングで、とても嬉しくなります。

他の短編も、登場人物それぞれの思惑がよく絡んでいて楽しかったです。

近藤さんは淡々とした丁寧な筆致で物語を綴るのですが、ロードレースの持つ魅力がよく描き出されている作品です。

投稿者 utsuho : 23:55 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース,読書

2011年7月25日

2011 ツール・ド・フランス / カデル・エヴァンス総合優勝

熱く長い夏の3週間、ツール・ド・フランスも最終ステージを終えました。

総合優勝、マイヨジョーヌを獲得したのは、第20ステージのタイムトライアルで逆転したBMCのカデル・エヴァンス。
悲願のマイヨジョーヌ獲得です。
第19ステージの懸命な追走が実を結びました。

前回優勝者のコンタドールが初日の落車に巻き込まれてタイムを失うところから始まった今年のツール。

ヨーロッパカーのトマ・ヴォクレールのピレネーでの粘りの走り、レオパルドトレックのアンディ・シュレックの大逃げなど、誰が勝つかわからない、連日手に汗握る戦いでした。
アルカンシェルのフースホフトのステージ優勝も格好良かった!!

最終成績は以下の通り
 総合優勝  カデル・エヴァンス
 ポイント賞 マーク・カヴェンディッシュ
 山岳賞   サミュエル・サンチェス
 新人賞   ピエール・ロラン

開幕前には「ジロの強さからしても、今年もコンタドールかな……」、と思っていたのですが、予想はなかなか難しいですね。
今後はヴォクレール、ロランあたりが楽しみだな~。

今年のツールも熱かった!!

投稿者 utsuho : 23:23 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2010年7月 5日

2010 ツール・ド・フランス / ペタッキ7年ぶりのステージ優勝

サッカーのワールドカップが盛り上がっている中ですが、夏の祭典ツール・ド・フランスが今年も開幕しました。

今年は、チームを整えてきたところが多いので、接戦になりそうですね。
コンタドール、アームストロング、バッソ、サストレ……一体最後に勝つのは誰でしょうか。

そして、昨年に引き続き新城選手が参戦しているので、また活躍を見せてくれるでしょう。

プロローグの個人TTでは、やはりカンチェラーラが強さを見せつけて、マイヨ・ジョーヌを獲得しました。
続く第1ステージでは、なんとペタッキがスプリントを制してステージ優勝!!
まだまだ活躍してくれているのは、本当に嬉しいです。

これからの3週間、どんな戦いが待っているのか楽しみです。

投稿者 utsuho : 10:30 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2010年4月11日

近藤史恵 / エデン

エデン

近藤史恵さんの「エデン」を読み終わりました。
この作品は、「サクリファイス」の続編にあたります。

フランスのパート・ピカルディというロードレースのプロチームに所属する白石誓。
ツール・ド・フランスの直前になり、翌年のスポンサー撤退を知らされる。
チームに動揺が走り、選手がそれぞれ思惑を抱える中、ツールが始まる――

読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。
あのもっとも過酷なスポーツと言われるツールの魅力がぎゅっと詰まっていました。

前作にあったミステリ分は、今回はほとんどなく、その分純粋なロードレース小説になっています。
強豪が火花を散らし、若手が台頭し、その中で一瞬の隙を衝く者がいて、全体が大きなうねりのような特別な夏の三週間。
チーム・タイムトライアルあり、ピレネー・アルプスのクライマー達の戦い、そしてラルプ・デュエズとくるのですから、たまらないものがあります。
実際のツールを楽しむように、小説のツールを楽しみました。

史恵さんはとても丁寧な描写でツールを描いていますが、もしかしたらツール・ド・フランスを知らない人には想像が難しい世界なのかもしれません。
でも、ツールを知らない人にも手にとってもらって、一緒にチカの活躍に心を躍らせてもらいたいと思います。

投稿者 utsuho : 21:00 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース,読書

2009年7月27日

2009 ツール・ド・フランス / 別府選手敢闘賞の快挙!!

暑い夏の祭典、ツール・ド・フランスも26日でついに最終ステージを迎えました。

別府選手、新城選手ともに初出場で見事パリまでたどりつき、3週間の長丁場を戦い抜きました。
それだけでもすごいことなのに、なんと最終ステージでは別府選手が果敢に逃げ集団に加わり、シャンゼリゼ周回コースのラスト1周残り5kmまで逃げ続けました。
最後は集団に飲み込まれてしまったものの、この活躍で別府選手は最終ステージの敢闘賞を獲得!!

新城選手といい、別府選手といい、世界最高峰の舞台でも力負けしない果敢な戦いを見せてくれました。
この活躍で、日本のロードレースの夜明けとなるといいですね。
これからのロードレース界が本当に楽しみです。

投稿者 utsuho : 16:55 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース