2004年7月15日

ツール・ド・フランス 第10ステージ

いよいよ、第10ステージ。今期最長の237km、しかも9つの峠を越える山岳ステージの始まり。J-SPORTSも7時間放映という気合の入りっぷり。こちらも準備を整えてテレビの前に陣取りたいところ。
が、帰れなかった……。仕事がなかなか終わらず、ようやく帰りついてテレビをつけた頃にはすでにラスト10kmを切っていた。
って、あれ?画面にはさっきからヴィランク一人しか映っていないんですけど、集団はいずこへ?ひょっとして単独アタックの大逃げ?
状況の把握に手間取っている内に、ヴィランクは天を指差してゴールイン。その後、5分ほど遅れて集団がやってきた。
なんと、ヴィランクがアタックを仕掛けたのは25km地点と言うじゃないですか。そこから200km以上も逃げつづけ、9つすべての山岳ポイントを1位通過。そしてゴールまで逃げ切ってしまうとは。うわ、生で見ていた人が羨ましい。いや、6時間ドキドキしっぱなしでは、心臓がもたないかも。
今日の勝利は亡くなった祖母と友人に捧げると言っていたけど、天に召された2人が力を貸してくれたのではと思えるような結果でした。
後から知ったことばかりで恐縮だけど、7月14日はフランス革命記念日なんですね。フランス人のヴィランクにとっては、本当に特別な日になったことでしょう。

投稿者 utsuho : 10:34 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2004年7月14日

ツール・ド・フランス 第9ステージ

休養明けの第一戦。これまた大逃げの展開。
集団から逃げ出したのは、ドミナヴァカンツェのシメオーニとエウスカルテルのランダルーチェ。集団のペースが上がらない一方で、先頭の二人は逃げに逃げる。息もぴったりの協力体制で励ましあいながら、一時は9分以上の差をつけていたのだが……。
残り50kmを切ったあたりで、集団も追撃を始める。いや、これはまさに猛追と呼ぶにふさわしいハイペースぶり。集団も縦一列、後方では千切れまいと必死に漕ぐ選手もいる。
そこから差はみるみる縮まっていくが、ゴールまでに届くか微妙なタイム差。タイム差が出るたびに見ているこっちも心臓ドキドキ。たまりませんなあ。
そして、運命はもっとも残酷な形で訪れる。なんと残り集団が追いついた時には残り25m。本当に紙一重の差で逃げに失敗。
120km逃げて、最後の25mが届かなかったなんて……。
何度も後ろを振り返って最後に諦めたシメオーニと、最後の最後までスプリントで抵抗しつづけたランダルーチェの対称的な姿が印象に残りました。
スプリントで勝利を収めたのは今期2勝目のマキュアン。
勝負に「たら、れば」は禁句ですが、「追撃があと1秒遅かったら」と考えずにはいられない一戦でした。

投稿者 utsuho : 11:26 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2004年7月12日

ツール・ド・フランス 第8ステージ

ペタッキがリタイアしてから、ファッサボルトロの選手が積極的に仕掛けるようになったのは、チームの戦略か何かだろうか。今回もトザットがゲロルシュタイナーのシュルツとともに、(例によって?)アタックを仕掛けるピールにぴたりとついていく。残り10kmを過ぎた辺りで集団に捕まるが、連日の逃げは見ててドキドキするな。
残り1kmでベッチーニがアタックを仕掛けるが、マキュアンが鋭く反応したせいか、すぐに断念。
最後のスプリント勝負ではハスホフトが先行するキルシェンを圧倒して今期初のステージ優勝。結構、開いていたと思ったが、みるみる差を縮めていく様は圧巻。

投稿者 utsuho : 11:41 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2004年7月10日

ツール・ド・フランス 第6ステージ

例によって、家に帰り着いた頃にはレースはすでに終盤。
ファッサボルトロのフレチャがかなり頑張って逃げている。ファッサトレインの一員としてしか見ていなかったが、こんな単独行もするのかと驚く。このまま頑張れと祈るような気持ちで応援していたが、残念ながら残り1kmで捕まる。
その直後に、先頭集団で大きな落車事故が発生。ゴールスプリントは今ひとつ迫力に欠けることになってしまって、残念。結果はトム・ボーネンがスプリントを制して2勝目。
しかし、ゴール前の落者でマキュアンもパンツが裂けるほどの怪我を負っていたが、大丈夫だろうか。
ペタッキ、チッポリーニと、数少ない名前を覚えている人がどんどんリタイアしていく……。

投稿者 utsuho : 11:35 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース

2004年7月 9日

ツール・ド・フランス 第5ステージ

ロードレースを見始めたのが、今年のジロ・デ・イタリアからなので、正真正銘のニワカなわけなのだが、そんな俺でもわかるくらい、面白い日だった。

帰りが遅くなったため、見始めた頃には逃げが決まって残り50Km地点。
風雨が強くて大変そうだし、これはいずれ捕まるかなと思ってみていたら、集団のペースも上がらず、結局逃げ切り。
そして、逃げた5人の全知全能を尽くした駆け引きも見事。ゴールまで本当に目の離せない戦いを見せてくれました。

ステージ優勝のオグレディ、マイヨジョーヌを手にしたホイックラーはもちろん、バクステッドの潔さには拍手を送りたい。

後で知ったのだが、16km地点から185kmもの逃げをかましていたって言うじゃないですか。凄すぎ。

投稿者 utsuho : 11:48 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース