2007年7月24日

2007 ツール・ド・フランス 第15ステージ

今日はピレネー2日目、フォワ~ルーダンヴィエイユ・ルルーロンの196km。

今日最後の峠となるペイルスルド峠で逃げ集団から抜け出したのはアスタナのヴィノクロフ。
ヴィノクロフはそのまま逃げ切ってステージ優勝を勝ち取りました。
昨日28分もの遅れをとり総合争いから完全に脱落した彼ですが、今日また不屈の魂を見せてくれました。
ヴィノクロフの戦う姿勢は本当に素晴らしいです。

そして、今日もラスムッセンとコンタドールが一歩も引かない争いを繰り広げました。
山岳でのこの二人の争いもすごいものがあります。

明日の休養日を挟んで、いよいよ今年のツールも最終局面に入ります。

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2007年7月23日

2007 ツール・ド・フランス 第14ステージ

今日のステージはマザメ~プラトー・ド・ペイユの197km。
いよいよピレネー山脈に入り、途中に超級山岳、そして最後も超級山岳ゴールとなる厳しいステージです。

総合上位の錚々たるメンバーが集団を形成してプラトー・ド・ペイユに入ります。
ここでコンタドールのアタックを皮切りに、ふるい落としが始まりました。
度重なるアタックの応酬で最後に残ったのはコンタドールとラスムッセン。
ここでクレーデン、カシェキン、エヴァンスといった有力選手が遅れをとりました。

熾烈を極めたコンタドールとラスムッセンの争いはコンタドールに軍配が上がりました。
これで総合争いはラスムッセンとコンタドールが有利になりました。
ラスムッセンもマイヨ・ジョーヌを着て徐々に貫禄が出てきた気がします。
パンターニ以来となる、ピュア・クライマーの総合優勝も現実味を帯びてきました。
ただ、まだまだ何が起こるかわからない今年のツール。
ますます目が離せなくなりました。

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2007年7月22日

2007 ツール・ド・フランス 第13ステージ

今日のステージはアルビでの54kmの個人TT。
距離のある個人TTということで、総合の順位も大きく変わる可能性もある重要なステージです。

今日はあいにくの雨ということで、落車も多いステージとなりました。
TT世界チャンピオンのカンチェラーラも落車によってタイムを失いました。

そんな中、気を吐いたのがアスタナのヴィノクロフでした。
滑りやすい下りのコーナーを慎重にこなし、平坦区間では軽快に飛ばすという、メリハリのついた走りで2位に1分以上の差をつけてステージ優勝を勝ち取りました。
クレーデン、カシェキンも3位、4位に入り、アスタナが反撃の狼煙をあげました。

また、TTの苦手なラスムッセンでしたが、今日はいい走りをみせて、エヴァンスの追撃をかわしてマイヨ・ジョーヌを守りきりました。
ラスムッセンとは対照的に、バルベルデ、マヨ、モローにとっては大きくタイムを失う厳しい日となりました。

明日からは舞台をピレネー山脈に移し、また厳しい山岳ステージが始まります。
総合争いもますます混沌としてきました。

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2007年7月20日

2007 ツール・ド・フランス 第11ステージ

3週間にわたる長い戦いのちょうど中間となる今日のステージはマルセイユ~モンペリエの182km。
アルプス山岳ステージを終えて、次のピレネーへと向かうための平坦ステージです。

マキュアンをはじめとした多くのスプリンターがアルプスで脱落していく中で、ここまで残ったスプリンターにとってはステージ優勝を狙える格好のステージです。

平坦ながら風の影響で集団が2つに割れ、ツァベルやハスホフトは後ろの集団に取り残され、前の集団に残ったボーネンが有利な状況。

しかし、ゴールまで1kmを切ったところで、ロータリーのカーブで落車が発生し、ボーネンがこの落車に巻き込まれました。
主導権を取るチームがいないままにゴールへなだれ込み、ハンターが追いすがるカンチェラーラを抑えてステージ優勝を勝ち取りました。
バルロワールドにとっては、嬉しいステージ2勝目です。

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2007年7月16日

2007 ツール・ド・フランス 第8ステージ

今日のステージはル・グラン・ボルナン~ティーニュの165km。
翌日に休息日を控えたアルプス山岳ステージの2日目です。

ステージ後半に1級山岳が3つという厳しいコースで輝いたのは、山岳スペシャリストのラスムッセン。
後ろをまったく振り返らずに後続を次々とふるい落としていき、1級山岳をすべて1位で通過していき、ステージ優勝とともにマイヨ・ジョーヌ、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュも獲得しました。

今日のステージではT-モバイルのエースのロジャースが落車のために涙のリタイアとなりました。
こういうシーンは見ていて本当につらいですね。
T-モバイルにとってはマイヨ・ジョーヌも失うこととなり、まさに受難の日となりました。

また、アスタナのヴィノクロフも最後の山岳で遅れをとりました。
やはり落車の影響でしょうか。
明日の休息日でできるだけ回復してもらいたいものです。

ラスムッセンも総合優勝争いに名乗りをあげ、戦いはますます混沌としてきました。

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2007年7月15日

2007 ツール・ド・フランス 第7ステージ

今日のステージはブール・アン・ブスレール~グラン・ボルナンの197km。
いよいよアルプスへ入り、最後に1級山岳のコロンビエ峠が出てきます。

最後の山岳まで15人ほどの逃げ集団で入りますが、そこからゲルデマンとランダルーチェが飛び出します。
そこからさらに抜け出したゲルデマンがツール・ド・フランスでの初めてのステージ優勝を勝ち取りました。
今日はフランス革命記念日のため、フランス人の活躍が期待されましたが、勝ったのはドイツ人のゲルデマンでした。
この結果、マイヨ・ジョーヌはカンチェラーラからゲルデマンへ移りました。
先日の落車影響が懸念されたヴィノクロフとクレーデンですが、今日のステージは無難にこなしたようです。

山岳ステージに入り、いよいよ熾烈な総合争いが始まりそうです。

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2007年7月14日

2007 ツール・ド・フランス 第6ステージ

今日のステージはスミュール・アン・オーソワ~ブール・アン・ブレスの182km。
明日からはアルプスへ入るため、前半戦の区切りとなる平坦ステージです。

今日もやはり主導権を握るチームがないまま、ゴールスプリントへ突入。
ボーネンが力強いスプリントでフレイレ、ツァベルを抑え込んで前半戦最後のスプリントを制しました。

明日からは本格的な山岳ステージに入り、いよいよ総合争いが始まります。

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2007年7月12日

2007 ツール・ド・フランス 第4ステージ

今日のステージはヴィエール・コテレ~ジョワニーの193km。
4つの4級山岳を含むものの、まだまだ平坦なステージです。

残り6kmで逃げを捕まえて一団となるも、どのチームも集団を制することができずに、混戦のままゴールスプリントとなりました。
マキュアン、ボーネンが集団に沈む中、やや遠目からスプリントをかけたハスホフトがハンター、フレイレを抑えて勝利しました。
調子の悪そうなハスホフトでしたが、見事にステージ優勝を勝ち取りました。

今年は上手くトレインを機能させるチームがいないのですが、混戦の中でのスプリント勝負も見応えがあります。

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2007年7月10日

2007 ツール・ド・フランス 第2ステージ

今日のステージはダンケルク~ヘントの168km。
昨日に続いて今日もスプリンターのための平坦ステージです。

集団は徐々にスピードを上げ、残り3kmで逃げのグループを捕まえる。
ここらへんの計算は見事なものです。

残り1kmほどで落車が発生するも、先頭に位置していたボーネン、マキュアン、ツァベル、ハスホフトといったスプリンター陣は健在。
クィックステップのトレインが先頭を引く形でゴールへとなだれ込みます。
と思ったら、クィックステップトレインの最後のアシストであるステーグマンがエースのボーネンを解き放つことなくそのままペダルを踏み切ってゴールしてしまいました。
スプリンター達の壮絶な争いがあるかと思っていたこちらからすると「あれ?」というゴールシーンでした。
今日はベルギーでのゴールなので、ベルギー人であるステーグマンにとっては嬉しい勝利ですね。

マイヨ・ジョーヌのカンチェラーラが落車に巻き込まれ、ゴールへ戻ってくる時に腕を痛そうにしていたので今後が心配です。

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2007年7月 8日

2007 ツール・ド・フランス 第1ステージ

今日のステージはロンドン~カンタベリの203km。
4級山岳を含むものの、平坦ステージ。
スプリンターのためのステージです。

ところが、残り15kmというところでマキュアンが落車。
なんとか集団へは復帰するものの、スプリントへ絡むのは難しい状況。

集団先頭ではクィックステップとミルラムがトレインを組んで残り1kmへなだれこみます。
ただ、ここからトレインのスピードが上がらず、スプリンター達が一団となってゴールスプリントとなります。

ここで、なんとマキュアンが大外から一気にまくって勝利をつかみとりました。
集団に埋もれていたと思われたマキュアンのまさかの勝利です。

果たして誰がマキュアンを止めるのか、まだまだ戦いはこれからです。

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