2007年5月13日
2007 ジロ・デ・イタリア 第1ステージ
ロードレースのシーズンも本番に入り、グラン・ツールのひとつジロ・デ・イタリアが開幕しました。
今年のジロはカプレーラ島からスタート。
第1ステージはカプレーラ島からラ・マッダレーナ島への25.6kmのチームタイムトライアルです。
整然とトレインを組んで走る姿は格好いいですが、9人でスタートしたのにゴール地点では5人しかいないチームもいるなど、短いコースながらなかなか厳しそうです。
このステージを制したのはリクイガス。
この結果、まずリクイガスのトップでゴールしたガスパロットがマリアローザを獲得しました。
ディルーカが本来トップでゴールするはずだったのに、成り行きでガスパロットがゴールしてしまったようですね。
ゴールシーンでディルーカが咆えていたのが笑えました。
さて、3週間後にミラノへたどり着く時には、このマリアローザは誰のものになっているのでしょうか……。
今回のジロの総合争いはサヴォルデッリ、シモーニ、クネゴの3強対決でしょうか。
スプリントでは、ペタッキの復活をぜひとも見たいです。
山岳はやはりラスムッセンが狙ってくるのでしょうか。
これから3週間、目の離せない日々が続きます。
投稿者 utsuho : 01:00 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2007年5月 9日
イヴァン・バッソの会見
CYCLINGTIME.comに、イヴァン・バッソの会見の記事が出ていました。
昨年の「オペラシオン・プエルト」に端を発した大規模なドーピング・スキャンダルは一時沈静の方向に向かったものの、今度はジロ・デ・イタリアの直前に再燃しました。
会見でバッソは「ドーピングは未遂に終わった」と言っていますが、一昨年、昨年のジロでは比類なき強さを持っていたのだから、ドーピングに手を染める必要もなかったのではないでしょうか……。
個人的な感想ながら、バッソにはクリーンなイメージを持っていただけに、この結果にはガッカリしています。
昨年のジロの覇者であるバッソの不在によって、今年のジロはまた接戦が予想されます。
投稿者 utsuho : 15:34 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2007年2月26日
ウルリッヒ引退!!
CYCLINGTIME.comの速報記事によると、ヤン・ウルリッヒが会見を開いて引退を表明したそうです。
昨年のオペラシオン・プエルトによるドーピング疑惑に巻き込まれ、Tモバイルを解雇された後、レースへの復帰への道筋が見えないまま選手生活を終えることになったのは残念でなりません。
一度はツールの総合優勝も果たし、ランスと数多くの死闘を繰り広げた偉大な選手がこんな形でレースを去ることになるとは……。
あの力強いペダリングは、もう見られないんですね……。
投稿者 utsuho : 23:40 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2006年9月19日
2006 ブエルタ・ア・エスパーニャ リザルト
いろいろあって、ブエルタ・ア・エスパーニャの第18ステージ以降は残念ながら見逃してしまいました。
しょうがないので、ニュースサイトを見て結果をチェック。
……と、なんとミルラムのエリック・ツァベルが最終ステージを勝っているじゃないですか!!
ツァベルはこれでプロ通産200勝達成。ああ、この瞬間はライブで見たかった。
総合優勝はアスタナのヴィノクロフが守りきったようです。
やはり第17ステージの下りでの爆発力は印象的でした。
高いモチベーションでのぞんんだヴィノクロフ、ようやくここにきて大きな勝利を獲得しました。
ポイント賞はクレディ・アグリコルのハスホフト。
ブエルタの険しい山岳ステージを走破してのポイント賞獲得です。
山岳賞はディスカバリーチャンネルのエゴイ・マルチネス。
彼はやはり第11ステージの勝利が大きかったですね。
今回ライブで放送されたブエルタ・ア・エスパーニャ。ジロ、ツールとはひと味違った面白さがありました。
投稿者 utsuho : 15:59 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2006年9月14日
2006 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第17ステージ
いよいよ佳境に入ってきたブエルタ・ア・エスパーニャ、第17ステージはアドラ~グラナダの166.7km。
3級山岳ひとつと1級山岳2つを含む山岳ステージだけれど、最後の1級山岳を越えた後、ゴールまで下りが続くので、総合上位を狙う選手は登りの区間でできるだけ差を広げておきたいところ。
やはり最後の山岳でアスタナのヴィノクロフが鋭いアタックを決め、先行していたチームメイトのカシェキンと集団を作る。
しかし後から追いかけた総合トップにいるケースデパーニュのバルベルデが追いかけるという展開。
山頂通過時点でヴィノクロフ・カシェキンを含む集団とバルベルデの差はわずか7秒。
バルベルデは快調に下りを飛ばしてカシェキンに追いつくも、その寸前にヴィノクロフが再びアタック。
ヴィノクロフは単独で飛ばす一方、バルベルデは先頭交代に加わらないカシェキン達にやや苛立ちを見せ、なかなかスピードが上がらない。
下りでみるみる差がつき、ヴィノクロフはバルベルデに1分30秒差をつけてゴール。
この結果、マイヨ・オロはヴィノクロフの手に渡りました。
明日も山頂ゴールのステージ、そして個人TTも残っているということで、ますます優勝の行方がわからなくなってきました。
投稿者 utsuho : 10:41 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2006年9月 6日
2006 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第10ステージ
休養明けの第10ステージはアビレス~ムセオ・デ・アルタミラの平坦ステージ。
15名の逃げがゴール10km手前で集団に3分以上の差をつけ、この15名でのステージ優勝争いに焦点が絞られます。
ゴール前8kmからアタックに次ぐアタックがかかり、ゴール前の駆け引きが繰り広げられます。
このアタック合戦を制したのはアスタナのパウリーニョ。
残り1kmからのアタックを決めて、追いすがるゲロルシュタイナーのレべリンとケースデパーニュのカルペッツを抑えて、ステージ優勝を勝ち取りました。
アスタナはこれでステージ3連勝です。
こういうゴール前の駆け引きもロードレースの醍醐味ですね。
投稿者 utsuho : 00:17 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2006年9月 1日
2006 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第6ステージ
ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージはザモラ~レオンの平坦ステージ。
昨日の超級山岳ゴールからうって変わってスプリンターのステージです。
今日の見所もやはり残り5kmからのミルラムトレイン。
時速80kmを超えるスピードで駆け抜けていきます。凄すぎ……。
そして怪我から復帰したペタッキがツァベルの最終発射台になるという、夢のコンビが結成されました。
ステージ優勝はクレディ・アグリコルのトール・ハスホフトがとりましたが、調子を上げてきたペタッキといい、ミルラムの今後が非常に楽しみです。
投稿者 utsuho : 00:20 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2006年8月30日
2006 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第4ステージ
ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスにならぶグラン・ツールのひとつ、スペイン一周のステージレース、ブエルタ・ア・エスパーニャが現在開催されています。
その第4ステージでとうとうチーム・ミルラムがやってくれました。
ゴール前で効果的なミルラム・トレインを見せていながら、最後のスプリント勝負で勝つことのできなかったエリック・ツァベルですが、とうとうこのステージで勝利をもぎ取りました。
マルコ・ヴェーロを発射台にして、ツァベルがスプリント。
競りかけてくるハスホフトを押さえてステージ優勝。
いやあ、手に汗握るスプリントでした。
私がロードレースを見始めて以来、いい勝負をしながらも勝てない印象の強いツァベルでしたが、まだまだ健在ですね。
これでプロ通算199勝目だそうです。
ヴェルタ開催中に通算200勝目が見られるでしょうか。楽しみです。
投稿者 utsuho : 00:44 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース
2006年8月27日
土肥志穂 / 人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか
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土肥志穂さんの「人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか」を読み終わりました。
オリンピック、サッカーワールドカップとならんで世界三大スポーツにも数えられる「ツール・ド・フランス」ですが、残念ながら日本ではかなりマイナーな部類に入ってしまいます。
そんなツール・ド・フランスを追いかけて、現地からでしかわからないような様々なニュースを私達に届けてくれている志穂さんのツールにまつわるエッセイ集です。
ページの端々から志穂さんのツールへの愛情が感じられ、それでいて押し付けがましくない文章に、とても好感が持てました。
さすがにツールを追いかけているだけあって、エース級の選手ばかりに注目するのではなく、アシストや裏方の働きについてのことも書かれているのがこの本のいいところです。
もうすでにツール・ド・フランスをはじめロードレースを見ている人はもちろん、まだロードレースを知らない人にとってロードレースのことを知る手がかりにもなる、おすすめの一冊です。
投稿者 utsuho : 22:17 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース,読書
2006年8月 6日
ドーピングに終わったツール・ド・フランス
CyclingTimeの記事によれば、今年のツール・ド・フランスの第17ステージ終了後のランディスのドーピング検査で、サンプルA・Bともに陽性反応が出たそうです。
この結果を受けて、フォナックはランディスの解雇を発表。
まだ今後どうなるかはわかりませんが、UCIルールに則れば、ケースデパーニュ・イリュスバレアレスのオスカル・ペレイロが繰り上がりで総合優勝となります。
第17ステージの気迫に満ち溢れたランディスの走りがドーピングの効果によるものだとしたら、非常に残念なことです。
私たちは不正に作り上げられた選手の走りを見たいわけではないのですから。
ドーピングに始まりドーピングに終わることになってしまった今年のツール。
今後はどうなってしまうのでしょうか。非常に心配です。
投稿者 utsuho : 20:03 コメント (0) トラックバック (0) | ロードレース