2011年7月26日

彫金日記 / ベニトアイトのペンダントトップ

ことの発端はこのBlogのアクセス解析を見ていた時、「彫金 ベニトアイト」という検索語句で訪問された方がいました。
もちろん、その方の目的に合うような記事はあるわけもなく、さぞ悔しい思いをされたことと思います。

そこで「よし、無いのならば作ってしまおう!」と思い立ち、ベニトアイトのペンダントトップを作りました。
なんか「見えない敵と戦う」という言葉が頭の隅をチラリとよぎったりもしましたが、これも阿呆の血のしからしむるところということです。

シンプルに良い石なので、作るほうもシンプルに。
細工のつたなさはあるのですが、石の輝きを楽しめるような作品になりました。

投稿者 utsuho : 19:30 コメント (0) トラックバック (0) | 彫金

2011年5月 9日

彫金日記 / ハート&ウィングのペンダントトップ

パパラチア・サファイアを使ってハート&ウィングのペンダントヘッドを作りました。
やさしいピンク色が作品に似合ってよかったなー、と自己満足。

久々、というか自宅で作業するようになってからは初めての石枠作り、石留めです。
石枠作りは手順を忘れてしまって、何回か溶かしてしまいました。
なんとか思い出しながら、試行錯誤しながら作りました。
そして、石留めは緊張しますね。
ちゃんと留まっているはずなので、石が外れるようなこともないと思うけれど、こればっかりは使う身ではないので何とも。

こんなに可愛いデザインになったのは、インスピレーションをくれた友人のおかげです。
自分だけだったら産まれることのないデザインのものが、自分の手から作り出されるのも面白いものです。

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2011年4月25日

彫金日記 / Petitジャバラ

とあるジャバリストの方の演奏を聴いている時に、「あ~、彫金で作ってみたら面白いかも」とウカツにも思ってしまったわけですが、その時は蛇腹部分の作り方を思いつかずにそれっきりになっていました。

数ヵ月後、手元にあった0.5mm厚の地金を前にして、ふっと「あ、蛇腹、作れそう、かな?」と思い立ち、糸ノコとヤットコで切って曲げてを繰り返し、なんとか形にできました。

鍵盤、ベース部分は、技術的にはそんなに難しくなかったかな。
パーツが細かいので、何個か虚空に消えてしまいましたが(笑)
ちゃんと1オクターブ分の鍵盤と18ベースがついています。

アップの写真だとありありとわかってしまう仕上げの甘さですが、薄い地金を使っているので、磨いていたら穴が開いたという事実がありまして、ほどほどのところであきらめました……。
ということで、キズ・ヘコミは見て見ぬフリをするというのが、オトナの対応というものです(笑)

うつほさん史上2番目にパーツ数の多い作品になりました。
ハプニングもいっぱいあって大変だったけど、妄想がカタチになるのは楽しいです。

投稿者 utsuho : 13:23 コメント (0) トラックバック (0) | 彫金

2011年1月21日

彫金日記 / 雪花のペンダントヘッド

寒さの厳しい時期ですが、そういう季節を愛でる心というのも持っていたいものです。
ということで、雪花をモチーフにしたペンダントヘッドを作ってみました。

銀板にタガネを打ち込んで雪の形を作っていくだけのことなのですが、久しぶりだったもので手元が覚束ない。
ちょっとズレたりしていますが、それも味わいのひとつと開き直って……(苦笑)

投稿者 utsuho : 22:30 コメント (2) トラックバック (0) | 彫金

2010年8月 6日

彫金日記 / 蓮の花のペンダントヘッド

以前、新居昭乃さんのライブグッズで売られていた、蓮の花の図柄のトートバッグというものがありまして。

これですね。

この図柄がいいなー、と思ったのでワックスで作ってみました。
あまり厳密に写し取らなかったので、ところどころ違っていますが、雰囲気くらいは出せたでしょうか。
作っているうちは燻したほうが陰影が出ていいかなとも思ったのですが、磨いていたらいい感じになってきたので、これで完成形。

前回に引き続き、今回もかなり重量のあるものになってしまいました。
お財布に優しくない作品です。
あと、作るペースももう少し落としていかないとね。

このトートバッグが売られていたのはいつのライブでしたっけ。
「エデンにて」か、「sora no uta ツアー」の時か……。

投稿者 utsuho : 03:53 コメント (0) トラックバック (0) | 彫金

2010年7月 2日

彫金日記 / トオンのペンダントヘッド

以前に通っていた彫金教室はやめてしまったものの、出かけられないGWという微妙にヒマな時に「なんか作りたい欲求」がふつふつと沸きあがってきました。
「彫金は無理でもワックスならなんとかなるんじゃない?」という内からの囁きに負けて、手を出してしまいました。

というわけで、ト音記号のペンダントヘッドを作ってみました。
ワックス初体験の私でも、ある程度の立体は出せた気がします。
慣れればもっと細かいこともできるかなー。

ワックスと銀の比重の違い(およそ1対10)を感覚的に解っていなくて、結構重いものになってしまったので、着けたら肩がこるかもしれません(苦笑)

投稿者 utsuho : 22:26 コメント (2) トラックバック (0) | 彫金

2008年3月11日

彫金日記 / アメジストのスプーンペンダント

Your mother is my old friend
Father is too
And you're the smallest my new friend

We're all glad to see you
So, welcome to this world
welcome to this world
(新居昭乃「Little Edie」より)

今回の課題はスクウェアの爪留めです。
ちょうど友人から出産報告を受けたので、お祝いにスプーンペンダントを作ることにしました。
「食べるものに困らない」「幸せをすくいあげる」ということで幸運のお守りなのだそうです。

渡す相手のある作品づくりは、やっていてとても楽しいのですが、今回はいろいろと大変でした……。

まず最初の壁は爪枠作りでした。
銀の板をヤットコで曲げていくのですが、曲げているうちに歪んでしまっては元に戻してを繰り返しました。

爪枠をスプーンに付ける時にも失敗……毎度のことながら手順は大切です。

そして、文字の隙間を磨くのも大変でした。
リューターも入らないので、砥石とヘラで地道に磨きました。こういう技術もきちんと教えてもらえるのは嬉しいです。
へこんだ部分のバフ掛けも上手くできるようになりたいですね。

思うように進まなくて、教室の帰りに落ち込むこともしばしば。
好きでやっていることですし、失敗も貴重な糧になるんですけどね。
時間もだいぶかかってしまいました。

それでも最後には、なんとか仕上がってよかったです。
ぱっと見た感じでは、かかった手間を感じさせないものになったのではないでしょうか。

まだ幼い彼女のこれからの人生にたくさんの幸福がおとずれますように。

投稿者 utsuho : 23:44 コメント (2) トラックバック (0) | 彫金

2007年12月20日

彫金日記 / アクアマリンの三色指輪

彫金教室の今回の課題は「オーバルの爪留め」です。
今回はアクアマリンを使って指輪を作りました。

オーバルの石枠を作るのですが、石の形に上手く合わせられなくて苦労しました。
覆輪留めの時もそうだったのですが、オーバルはまだ苦手です。

指輪の部分は銀の他にも銅と赤銅を使ってみました。
細かいパーツをロウ付けした後で指輪の形に持っていくために叩いていこうとしたのですが、衝撃でロウ付けの部分がはがれたり、パーツが予期せぬ方向へ歪んだりと大変でした。
結局、真円に持っていくのはあきらめてしまいました。
初めから円に近い形に組み上げていけばよかったのですが、やはり手順は大切ですね……、いい勉強になりました。

煮色仕上といって金属を煮込んで色を出す時に、何故か赤銅に色がつかなかったり等いろいろありましたが、なんとか形になってよかったです。
まあ、不満なところをあげればキリがないのですけれど……。
かなり渋い作品ですが、よそでは見られないものができたと思います。

投稿者 utsuho : 23:57 コメント (0) トラックバック (0) | 彫金

2007年10月30日

彫金日記 / カエデのペンダントヘッド

彫金教室の今回の課題は「ラウンドの爪留め」です。
いよいよ爪留めに入りました。

合成アレキサンドライトを使って、カエデのペンダントヘッドを作りました。

石枠作りなども、だんだん細かい作業が増えてきました。
今回ははじめてにしては上手に石枠が作れたと思います。
ただ、せっかく石枠作りは上手くいったのに、肝心の石留めの時に少し石が傾いてしまったのが残念です。
そして、毎度のことながら、仕上げはもっと丁寧にやらないといけませんね……。

今回はカエデの紅葉をイメージして、少し遊びの仕掛けを入れてみました。

太陽光の下では濃い緑色なのですが、白熱灯の下では石がこのように赤みがかった色になります。
どうでしょう、紅葉しているように見えるでしょうか?
季節ものではありますが、楽しめるようなアクセサリになりました。

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2007年9月20日

彫金日記 / サファイアのペンダントヘッド

彫金教室の覆輪の課題もいよいよ最後、「ハートの覆輪留め」です。
合成サファイアを使ってペンダントヘッドを作りました。

作る前から想像していた通り、ハート型の覆輪を作るのはなかなか大変でした。
あれこれと苦労して作ったのですが、少々失敗してしまいました。
先生に失敗作の覆輪を見せたところ、上手いリカバリーの方法を教えてもらえました。
失敗しても、こうした「生きた知識」が手に入るのは嬉しいですね。

そして、ハートの覆輪留めですが、やはり難しいです。
どうにか留まったものの、これで覆輪留めを卒業となると不安がいっぱいです。
課題がひと通り終わったら、また戻ってきて挑戦したいところです。

仕上げのバフ磨きは、前回よりは上手くできました。
まだ満足できる域にはほど遠いですが、少しずつでも前進していけたらと思います。

話は変わりますが、先生が「宝石の四季」という雑誌からの取材を受けたそうです。
その記事に生徒の作品の写真も載せてくださるとのことで、この作品も教室の他の皆さんの作品と一緒に載せてもらうことになりました。
記事は10月号に掲載されるとのことで楽しみです。
そして、今日の教室で他の皆さんの作品の実物も見せてもらったのですが、どの作品も個性が出ていてとても興味深かったです。
同じ教室に通っていても、個性の違いでここまで作品が変わるのかと感心してしまいました。

投稿者 utsuho : 23:32 コメント (2) トラックバック (0) | 彫金