2006年4月 1日

居合道日記 / そろそろ……

今日は居合道の稽古でした。
そろそろ来月の昇段審査に向けた業の練習を取り入れていく時期です。

一本目:四方切
二歩目で右を向くと同時に、間をおかずに抜刀。
腰車の後、慌てずにしっかりと後ろを向いてから切り下ろし。
前に向き直るとき足元がぐらつくので、しっかりと重心を安定させる。

二本目:前
切り下ろしの際、やや刀勢が弱いと指摘される。
といっても力任せに振りぬくことのないように気をつけながら直していくしかないかな……。

三本目:八重垣
脛囲いで立ち上がるときに、前のめりにならないよう、自然に立ち上がるようにする。
脛囲いの際、気剣体を一致させるようにする。

四本目:追撃刀
袈裟の抜きつけのときに、体重をかけすぎていることを指摘される。
以前より刃を寝かし気味に抜き、剣先を前に飛ばすように修正。

五本目:四方刀(其之一)
抜刀の際に鞘送りを意識的に大きく取るようにしたら、以前よりだいぶ抜きやすくなった。
あとは、刀身が身体から離れないように突くこと。
切り下ろしの際に、腰・肩が浮かないよう気をつける。

とりあえず、この5本でいこうと思うけれど、ちょっと守りに入った構成だなあ……。
これが試合だったら月影や颪といった、自分の好きな業も入れる気にもなるのだけれど。

投稿者 utsuho : 22:06 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年3月19日

居合道日記 / いろいろと悩みつつ

今日は居合道の稽古でした。
先週休んでしまったので、ちょっと間があいてしまいました。

今日は、前回注意された点を意識しながら稽古します。
とやっていると、やっぱり別のところを注意されるんですよね、困ったものです(笑)

颪はなんとか形になってきた感じ。今までよりも腰に安定感がつきました。
もっとも、まだまだ満足できるものではないのだけれど。
八重垣はどうも頭で納得できていない部分があるので、身体も上手くついてきません。
どこで折り合いをつけようか……。

少し時間があったので、横一文字の抜きつけと袈裟の抜きつけについて、少しずつ形を変えながら何本か試しました。
どうも、いまだに自分にしっくりとくる抜きつけができていない気がする……。
それぞれの業の細かいところよりも、こっちのほうが困った問題だなあ。

投稿者 utsuho : 22:52 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年3月 4日

居合道日記 / 私的指摘メモ

以前から思っていたのですが、どうも私は先生からの指摘を他の人よりも多く受けるような気がします。
もちろんそこには私のつたない業があるので、注意されずに見過ごされるよりも指摘してもらった方が自分のためにもいいのですが、今日はあまりに沢山指摘されたのでさすがにへこみました。

全部を一度に直すというのは無理なので、少しずつでも直していけたらいいかな。
ということで、自分のために今日指摘されたことを書き出しておきます。

 ・全般的にやや猫背になっているので、意識的に胸を張るようにする。
 ・斬り下ろしのときに上体をゆすらない。

ここらへんを今さら注意されているあたりどうしたものかと思いますが、癖になってしまっているので早めに直さないといけません。

 ・四方刀の抜刀の際、鞘送りを大きく取る。
 ・受流しの残心の際、左手を前に出し、刃を立てるようにする。
 ・八重垣の脛囲いの前の抜刀の際、腰を引かず上体を立てる。
 ・浮雲や颪の斬りつけの際、腰を大きくひねり、完全に半身の姿勢をとる。
 ・鱗返しの抜刀の際、前のめりにならない。

八重垣や颪は好きな業なので、できるかぎりいい業に仕上げていきたいものです。

 ・四方切りの腰車の際、心持ち低めに斬る。

四方切りは段審査の際に必要な業だし、もっと練習しないとなあ。
もっと沢山の注意を受けたはずだけど、覚えているのはこんなところかな。

今日練習したのは、抜刀法7本、抜刀法奥業4本、正座11本、立膝10本、刀法5本、奥居合居業8本。
合計で45本もの形を抜いたので、さすがに疲れました。

投稿者 utsuho : 22:26 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年2月26日

居合道日記 / 仮想敵と実際のプレッシャー

居合の稽古では、真剣で実際の人と斬りあうわけにもいかないため、仮想敵に対する斬りつけの形を行ないます。理論上は、決められた形通りに行なえば自然と仮想敵に対する正しい斬り付けになるわけですが、ややもすると自分のイメージする仮想敵があいまいなものになってしまうことがあります。

ということを、先生が思ったのかどうかは分かりませんが、今日は木刀を使っての打ち込み稽古をやりました。先生に目の前に座ってもらい、横一文字の抜刀を受けてもらったり、先生の打ち込んでくる刀を受け流したり。

やはり、実際に目の前にいる相手に打ち込んでみると違いますね。
打ち込みのタイミングや間合いなど、普段自分で思い描いている仮想敵とのずれている部分がかなりわかりました。
普段の形稽古からは得られないものを得ることができた稽古でした。

投稿者 utsuho : 22:24 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年2月19日

居合道日記 / その手に降りてくるもの

居合に限らず、特に習い事全般にいえることかもしれませんが、何もかもが上手くいく一瞬というものがごくまれに起こることがあります。
普段は全然上手くいかずに先生から指摘されているのに、この一瞬だけは達人にでもなったかのような気にもなります。

私は「神が降りてくる瞬間」なんて思ったりもします。

今日の稽古では、血振るいの時に神が降りてきました。
居合では相手(仮想敵)を切ったあとに、刀についた血を落とすための「血振るい」という動作があります。
その血振るいで横に刀を振った瞬間、そんなに力も入れていないのに、剣先からすべるようにヒュッと流れ、手の内も綺麗に返って、望みどおりの場所にピタリと止まる。
今まで振ってきた中でも、最高の血振るいができました。

こういう瞬間があると、本当に今まで稽古をやってきてよかったと思います。

もっとも、そこで「おっ、上達したか!?」と思ったのも束の間、つかみかけた何かはするりとその場からすり抜けて、また元の下手な血振るいに戻ってしまいましたが……。

まだまだ遠い道のりの初歩の段階。
そうそう簡単に上手くはならないないものですね。

投稿者 utsuho : 23:24 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年2月11日

居合道日記 / 手の内

今日は居合道の稽古でした。

まあ、今回も前回同様に長い刀に振り回されっぱなしだったのですが、これは時間と稽古量が解決してくれるものと諦めて、今回は「手の内」に意識を持って練習しました。

「手の内」とは、簡単に言ってしまえば刀の握り方のことです。

刀はいつも同じ力で同じように握っていればよいというものではなくて、抜刀の時、切りつけの時、血振るいの時、納刀の時と、それぞれに刀の握り方、力の入れ方が違います。
つまり、抜刀から納刀まで、常に手の内が変化し続けているわけです。

刀を変えたことによる変化が、手の内にも結構あらわれました。

今まで握力や指先で結構強引にごまかしていたところが、刀が重くなったせいもあって、ごまかしきれなくなりました。
手の内がおかしいせいで、大血振るいの時に刃先がふらついたりと、なかなかに苦労しました。
今さらになってちょっと恥ずかしいことではありますが、直すべきところが見つかったことは結構うれしいことです。
そのおかげか、今日は手首のあたりがちょっと筋肉痛です。

手の内については言葉にするのが難しいところもありますが、気づいたことがあったら少しずつでも書いていきたいと思います。

投稿者 utsuho : 22:44 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年2月 5日

居合道日記 / 基本に戻って

今日は居合道の稽古でした。

先日買ってきた居合刀での初稽古なので、いろいろと勝手が違いました。
やっぱり大きな違いは抜刀納刀ですね。
特に抜刀のときは、いままでよりも大きく鞘を引かないと、正しい動作になりません。

今日は初心者のころに立ち戻ったつもりで、ひとつひとつの動作をゆっくりと丁寧に行なうようこころがけて稽古をしました。
そのおかげか、いつもと違う筋肉に疲れがきています……。

まだまだ、この刀を自分のものにするのには時間がかかりそうだなあ。

投稿者 utsuho : 21:14 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年1月31日

新しい居合刀を購入

前回、居合道の稽古の時に、先生から「刀が短いね」と指摘されたので、居合刀を買い換えることにしました。

ちょうど仕事の手が空いていたので、今日は会社を休んで、先生に付き添ってもらって、九段下の「櫻屋」さんへ行ってきました。

何本か出していただいて、軽く構えたり振ったりして、握りや重さや全体のバランスを確かめます。
そうして選んだのが、上の写真にある刀です。
これからの稽古をともに歩んでいく相棒です。

名前は「碧華」に決定。
ええと、また浮かれていますね(笑)
浮かれついでに、ちょっと写真を何枚か。

今度の刀は2尺5寸で重さは980g。
いままで使っていた刀が2尺3寸5分なので、1寸5分も違うと持った印象もずいぶんと異なります。
たかだか指3本分の幅なんですけどね。

まずは、刀に振り回されないようにしないとなあ。

投稿者 utsuho : 23:05 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2006年1月28日

居合道日記 / 足が至らない……

今日は居合の稽古でした。
先週は雪で練習が流れてしまったため、今回はちょっと気合が入ってます。

私の通っている道場では、中学校にある武道場を借りてやっているのですが、道場へ行くと柔道の畳がしかれていました。どうやら、私達の前に柔道をやっていた人たちがいたようですね。

最近寒いし板の間よりは畳の方がよかったなあ、なんて思ったのですが、これがなかなかの曲者でした。柔道用のクッションの入った畳のせいで、どうにも足元がふわふわします。
抜刀の際に、身体の重心が揺れているのが、自分でもわかります。

先生が以前によく「足至る、腰至る、刀至る」と言っていたのを思い出しました。
しっかりと足元を確立して、そこから徐々に上に力を上げるようにして、抜刀に至る、ということなのですが、そもそも足元がおぼつきません。
これでは、到底鋭い斬り付けなんておぼつかないですね。

居合は不測の事態に対応するための剣術なので、本来、状況を選べないものです。昔であれば、山道だったり、足元がぬかるんでいたり、といった状況で戦わざるを得ないこともあったでしょう。
そうした業を学んでいるのに、板の間でないと正しい業が出せないなんて、ちょっと恥ずかしい話ですね……。
思わぬところで反省させられた稽古でした。

ちょっと話は飛びますが、稽古の際に先生から「刀が短いね」と指摘されました。
私の身長が172cmで、今使っている居合刀が2尺3寸5分。確かにちょっと短めです。
と、話しているうちに、いつの間にやら新しい刀を買いに行くという話になっていました(笑)
長年付き添ってきた、愛しい相棒ですが、そろそろ次の段階へ行く頃なのかなあ。

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2006年1月26日

居合道FAQ その3「居合道をはじめたい」編

居合道FAQも3回目となりました。

前回までの記事で、居合道に興味を持った方もいると思います。
というのは、少々虫のいい話ですかねえ……。

FAQの3回目は、「居合道をはじめたい」編です。

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投稿者 utsuho : 15:43 コメント (2) トラックバック (0) | 居合道