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2006年1月28日

居合道日記 / 足が至らない……

今日は居合の稽古でした。
先週は雪で練習が流れてしまったため、今回はちょっと気合が入ってます。

私の通っている道場では、中学校にある武道場を借りてやっているのですが、道場へ行くと柔道の畳がしかれていました。どうやら、私達の前に柔道をやっていた人たちがいたようですね。

最近寒いし板の間よりは畳の方がよかったなあ、なんて思ったのですが、これがなかなかの曲者でした。柔道用のクッションの入った畳のせいで、どうにも足元がふわふわします。
抜刀の際に、身体の重心が揺れているのが、自分でもわかります。

先生が以前によく「足至る、腰至る、刀至る」と言っていたのを思い出しました。
しっかりと足元を確立して、そこから徐々に上に力を上げるようにして、抜刀に至る、ということなのですが、そもそも足元がおぼつきません。
これでは、到底鋭い斬り付けなんておぼつかないですね。

居合は不測の事態に対応するための剣術なので、本来、状況を選べないものです。昔であれば、山道だったり、足元がぬかるんでいたり、といった状況で戦わざるを得ないこともあったでしょう。
そうした業を学んでいるのに、板の間でないと正しい業が出せないなんて、ちょっと恥ずかしい話ですね……。
思わぬところで反省させられた稽古でした。

ちょっと話は飛びますが、稽古の際に先生から「刀が短いね」と指摘されました。
私の身長が172cmで、今使っている居合刀が2尺3寸5分。確かにちょっと短めです。
と、話しているうちに、いつの間にやら新しい刀を買いに行くという話になっていました(笑)
長年付き添ってきた、愛しい相棒ですが、そろそろ次の段階へ行く頃なのかなあ。

投稿者 utsuho : 2006年1月28日 23:00 | 居合道

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