2006年10月 9日

着物日和・池袋演芸場

先週買った着物に袖を通して、池袋の寄席へ行ってきました。

本当は池袋に行くまえに、目白の花想容へ寄っていこうとしたのだけれど、行ってみたら今日はお休みでした。残念。
ちゃんと下調べをしないといけませんね。はは……。
仕方ないので、池袋東武をふらついて時間を調節。

池袋演芸場は池袋駅西口から歩いてすぐのところにありました。
ここは着物の人には「着物割引」があるんですね。チケットを買うまで知りませんでした。
会場は末広亭の半分くらい。わりとこぢんまりとしたところでした。

今回一番面白かったのは、柳家喬太郎さんの「肥辰一代記」。
おわい屋の噺なのだけれど、まったく馬鹿馬鹿しくて何も考えずに笑っていました。
残念なのは続きものだったのでオチていないところですね。
いつか続きを聴きたいものです。

もうひとつ良かったのは最後の柳家一九さんの「鹿政談」。
正統派の古典落語で締めてくれました。

三連休の最後の日、お腹の底から笑って楽しんできました。

投稿者 utsuho : 22:31 コメント (6) トラックバック (0) | 着物生活

2006年10月 1日

着物生活・いつかは大島?

10月に入りました。単衣の季節も終わり、これから来年5月までは袷の季節ですね。
とは言え、私は秋冬ものはウールの単衣しか持っていません。
袷の着物も一着くらい欲しいよなあと思い、リサイクルの着物屋さんへ行ってきました。

店に入って、まずはお決まりの「男物は置いてありますか?」。
着物は女物が9割以上を占めるので、男物は置いていない場合も多いです。
置いてあるとの返事をもらったのですが、一緒に「袴ははきますか?」と訊かれます。
要するに、「身丈の合うものはあまり置いていません」ということですね。
私は中肉中背の平均的な体格なのですが、それでも現代の日本男性としての話。着物を普通に着ていた頃の人の体格からすると、大柄な部類に入ってしまいます。
リサイクルの着物屋さんでいつも困るのは、この身丈の問題なんですよね。

それでも何着か出していただいて試着してみたのですが、やっぱり身丈か裄が短いものばかりです。
せっかく出してくれるのに悪いなあ……と思いつつ、最後に「これ試してみて」と出されたものに袖を通すと、身丈も裄もちょうどいい感じ。
傷んでいるところもなさそうだし、お値段も古着にしては少し予算オーバーだけれど、お財布の中身でなんとか足りる……。
まあ、これも縁だろう、ということで購入決定。

で、購入を決めた後でたたんでもらっている時に店員さんに「これ、泥大島なんですよ」なんてことをさらりと言われたわけです。
ええと、泥大島ってあの大島ですか?
一人で楽しんでいるだけで着物の知識は乏しい私ですが、大島くらいは耳にしたことがあります。
耳にしているだけで、まさかこんなところで目にするとは、あまつさえ自分が着ることになるとは思ってもいませんでした(笑)
休日の普段着を買いに行ったのだけれど、まあ、結果としてはいい買い物だったのかな。

さて、これを着て、まずはどこへ遊びに行こうか。

投稿者 utsuho : 23:52 コメント (6) トラックバック (0) | 着物生活

2006年9月24日

着物日和・大宮散歩と国際交流お茶会

今日は大宮の「さかえ屋」さん主催のイベント「大宮散歩と国際交流お茶会」へ行ってきました。
さかえ屋さんのイベントに参加するのは初めてなので、ちょっと緊張しますね。

さかえ屋さんから歩いて5分くらいのところに氷川神社があるので、その参道と境内を散歩。
氷川神社は境内も広くてさすがの風格でした。
10人以上の着物姿の方が境内を歩いている様子は、どこを切り取っても絵になりますね。

大宮の氷川神社といえば武蔵国一之宮の由緒正しき神社ということで、今回は御朱印帳も持参していきました。

散歩の後、さかえ屋さんの向かいのレストランでお茶会。

散歩している間はあまり話しかけられなかったのですが、お茶会では腰を落ち着けていろいろとお話しできました。
今回のイベントでは、私が思っていたより外国人の方は少なかったのですが、外国人のアマチュア・カメラマンの方や着物雑誌の編集者の方などと、着物のことだけでなく写真のことなど有意義な話ができました。

心残りといえば、外国の方同士が英語で話しているときに、何も反応できなかったことでしょうか……。
せっかく国際交流イベントに参加しているのですから、せめて何を話しているか聞き取れるようにはなりたいですね。

私にはないモノを持った方々とお話ができて、とても刺激を受けた一日でした。

投稿者 utsuho : 20:13 コメント (4) トラックバック (0) | 着物生活

2006年9月17日

着物日和・花想容

目白にある着物カフェ「花想容」でお月見イベントがあるということで、mixiの着物コミュの皆さんとオフ会をしてきました。

まずは少し早めに目白に集まって、自由学園明日館と目白庭園を散策。
目白庭園は住宅地の中にあるほんの小さな庭園でしたが、喧騒から隔絶されて趣のある庭園でした。
まさに都心のオアシスといったところでしょうか。

そのあと、目的地である「花想容」へ。
ここも注意して歩いていないと見過ごしがちな小さな入り口なのですが、中に入るとまるで別世界。
日本家屋を改築して作ったという店内は、和の雰囲気たっぷりです。

この日はイベント日ということもあって、小雨もぱらついていたのですが、次々と着物姿の方がやってきます。
店内はそう広くはないのですが、いたるところで着物姿の方がくつろいでいるのは、めったに見られない光景でしょう。

抹茶と和菓子のセットをいただきつつ、着物談義。
といってもこちらには話せるようなネタもないので、もっぱら女性の方々の話に聞き入っていた感じですが……。店内に置いてあった着物雑誌をめくったり、着付けや帯結びについて情報交換しあったり。
……ええと、やはり着物は基本的に女性のものなのだなあと思いました(笑)
雑誌を見ても、男物についてはほとんど触れられていませんですしね。
そんなこともありながら、いろいろと話しをしていたら、あっというまに時間が過ぎてしまいました。

今日はその後で用事があったので、ここで皆さんとはお別れ。

「花想容」は本当にくつろげる気持ちのいいお店でしたので、ぜひともまた来たいですね。

投稿者 utsuho : 23:23 コメント (2) トラックバック (0) | 着物生活

2006年8月19日

着物日和・浴衣で落語

今日はmixiの着物コミュのオフで新宿末広亭へ行ってきました。
6月に書いた「着物日和・笑い日和」の記事に興味を持っていただいて、オフ会の企画へと発展しました。
こういう反応があると本当に嬉しいですね。

ちょっと早めに集まって簡単な自己紹介。
さすがに皆さん浴衣を粋に着こなしていますね。
皆さんの着こなしを見られるだけでも、オフに行った甲斐があります。

自己紹介の後、お昼の買出し組と先に会場で並ぶ組の二組に分かれました。
私は並ぶ方へ行ったのですが、開場20分前についたのに、結構な人数で行列ができていました。
やっぱり、若い人よりは年配の方が多いですね。

席について、買出ししてもらったお昼を食べているうちに、寄席が始まります。
一番最初の三笑亭可竜さんの噺がとても上手くて感心しました。
キリスト教に傾倒してしまった若旦那の話なのですが、若旦那の話し振りが面白く、ところどころに駄洒落も効いていて、笑わせてもらいました。

他の方は落語というよりも枕のような話が多かったけれど、それはそれでなかなか面白いですね。
あと、女性の出演者達の寄席踊りも、とても艶があって涼しげでした。

最後は「アロハマンダラーズ」のハワイアンでお開き。
これもハワイアンというよりはせいぜい熱海か伊豆かという雰囲気でしたが、どうやらこの時期の末広亭の名物らしいです。
末広亭は毎回いろいろな楽しみを見せてくれるので、また近いうちに行きたいですね。

寄席が終わった後は、居酒屋「咲くら」へ行ってみんなでお話。
今回初めて会った方も何人かいたのですが、全然そんな感じはなくて、とても楽しくお話させていただきました。
着物の話、落語の話よりも、他のとりとめのない話が多かったような気もしますが……。

今回のメンバーの中に誕生日を迎えた方が2人いたのですが、そのためにお店のほうからケーキとシャンパンのサービスがあり、そのうえ記念写真まで撮っていただいたりと、とてもいいお店でした。

楽しい時間というのは本当に早く過ぎてしまうもので、気づけば4時間近くも話していました(笑)
大いに笑って、大いに話して、充実した一日でした。

投稿者 utsuho : 22:42 コメント (2) トラックバック (0) | 着物生活

2006年6月25日

着物日和・笑い日和

もともと予定の入っていなかった日曜日。
数日前にふと思い立って、寄席に行くことにしました。

となれば、着ていくものは当然和服。
ちょっと季節的に早いかとも思いましたが、浴衣を着ていくことにしました。
梅雨の合間ということで結構蒸していたので、浴衣でちょうどよかったです。

定席の寄席をやっているところを探したところいくつか見つかったので、その中から新宿にある「末広亭」に行くことにしました。
定席の寄席に行くのは初めてなので勝手が分からないのですが、まあ、行けばなんとかなるでしょう、という気持ちで行ってみました。

末広亭についたのが12時半頃。
木戸賃を払って中へ入ると、もう席はほとんど埋まっていました。
昼の部が12時から始まるので、みんな開場すぐに来ているのでしょうね。
ここまで落語好きが沢山いるというのは驚きです。

空いている席を見つけて座り、噺家さんの話に聴き入ります。

「そば清」や「無精床」といった知っている落語もあれば、知らない話もありましたが、どちらもおおいに笑わせてもらいました。
これが話芸というものなんですね。

演目は落語がメインなのですが、紙切りなどの曲芸や漫才などもあり、いろいろと楽しめました。
何度でも足を運びたくなる、お気に入りの場所が一つ増えました。

投稿者 utsuho : 19:05 コメント (8) トラックバック (0) | 着物生活

2006年5月 4日

着物日和・川越散策

5月に入りだいぶ暖かくなってきて、散歩にもいい季節になりました。
今日はmixiの着物コミュのオフで川越へ出かけてきました。

家を出る前に外を見てみたら、気持ちのいい青空が広がっていたので、初夏用の単の着物を出してきました。
単の着物は持った感じも軽くて、いかにもこれからの季節にいいですね。

川越は昔ながらの蔵作りの街並みがよく残っていて、本当に着物によく合う街でした。
こういう風景の中を下駄の音を響かせながら歩くのは、なかなか気持ちのいいものです。

クロネコヤマトの店です。
あまりに風景にとけ込んでいたので、つい写真をとってしまいました。
街全体から、こういう風景を大切にしようと意気込みが感じられます。

蔵の街並み、菓子屋横丁、喜多院と回り、川越散歩を堪能した一日でした。

投稿者 utsuho : 20:41 コメント (0) トラックバック (0) | 着物生活

2006年4月 1日

着物日和・花日和

今日は天気もよく桜も見ごろだったので、いそいそと着物を引っ張り出して散歩に行きました。

まずは、町田天満宮で行なわれている骨董市へ。
着物で出かける機会ってそうそうないけれど、骨董市ならそう浮くこともありませんね。

骨董市に行くのは初めてだったんですけど、あまり広くない境内に所狭しと店が出ていて、見ているだけでもなかなか面白いものです。
ふらふらと見て回っていたところ、すれちがったおばさんに「あら、いい帯しているわねえ」と声をかけられました。
お気に入りの帯を締めてのおでかけだったので、人からそういわれると嬉しいですね。えへへ。

骨董市を後にして、桜を見に芹ヶ谷公園へ行きました。

公園内はレジャーシートでいっぱいでした。やっぱり日本人なら考えることは一緒ですね。
もちろん桜も見事なもので、満開の樹の下をゆっくりと歩いて、充分に堪能しました。

投稿者 utsuho : 21:15 コメント (0) トラックバック (0) | 着物生活