2007年3月 3日

居合道日記 / On the Edge

早速、本日届いた本身を持って居合道の稽古へ行ってきました。

やはりというか、なんというか……、ヒヤヒヤものでした。
抜刀、納刀が思い通りにできるようになるまでには、しばらくかかりそうです。
特に納刀は、まだ鞘と刀が馴染んでないせいか、少々苦労しますね。
何度か鞘を削ってしまい、稽古が終わった後に鞘を返したら木屑がポロポロと……(苦笑)
自分の業の未熟さを教えてくれるという点で、とても頼もしい相棒です。

ただ、振ってみた感じとしては「素晴らしい」の一言に尽きます。
バランスがとても良くて、素直に刃が通って思い通りの位置にぴたりと止まります。
この感覚がまさに自分に合っていて、非常に使いやすかったです。
今までの居合刀も振りやすくていい刀なのですが、この部分に関してはまったくの別格でした。

自信を持ってこの刀を振れるよう、もっと稽古していかないといけませんね。

投稿者 utsuho : 22:42 コメント (9) トラックバック (0) | 居合道

「濃州住兼道作」

居合道を再開してこれからもっと続けていこうと思ったのが、昨年の6月。
その頃にいろいろな縁が重なって真剣を製作してもらうことになりました。

頼んだのは岐阜県関市にある居合道専門店の「濃州堂」。
神奈川県立武道館での全剣連の大会への出店のために来ていた時に、現在使っている居合刀を参考として持っていき、重さやバランスなどを相談して、作っていただくことにしました。
他にも刃紋などいろいろと細かい注文を聞いていただけたのは、本当によかったと思います。

製作していただいたのは関の兼道刀匠。
注文してから約8ヶ月、ようやく手元に届きました。
ああ、長かった……。
納品予定の日を過ぎても連絡もなかったりと少々手際が悪かったのが残念ですが、なかなかいいものができたと思います。

愛称は「霜天」に決定。

まずは今日の稽古から、気をつけて稽古しないといけませんね。
願わくば、この刀が未来永劫誰も傷つけることがありませんように。

投稿者 utsuho : 12:05 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2007年2月17日

居合道日記 / 太刀打の位

私の通っている道場では、1回の稽古時間は2時間。
刀法、正座の部、抜刀法、立膝の部とやるとほぼ稽古時間が終わってしまいます。
ただ、毎回これだけですと他の業がおろそかになってしまう気がしたので、今回は「太刀打の位」を稽古に取り入れてもらいました。

ただ、こうした仮想敵を相手にした居合の形だけでは目付けや間合いなどといったところが正しく実感できない部分があるので、実際に相手と向き合って行なう組太刀の形も存在します。
私の習っている流派である無双直伝英信流では、これを「太刀打の位」と呼んで伝えています。

今の道場ではあまり組太刀を重視していないのか、昨年は稽古した記憶がないので、太刀打の位を稽古したのは7年ぶり……?
案の定、細かいところはいろいろと忘れていました。
それでも、太刀打の位など習ったことがないという方が多かったので、指導する側にもまわらなければいけないという矛盾(笑)
やはり、これも日頃から稽古していかないといけませんね。

投稿者 utsuho : 22:20 コメント (8) トラックバック (0) | 居合道

2007年1月13日

居合道日記 / 気を抜いていると……

今日は居合道の稽古中に、鞘が上下逆になっているのに気づかずに納刀しようとして、あやうく鞘を割るところでした。
普段は絶対にこんなことはないのに、ちょっと気が抜けていたようですね……。
ちょうど奥居合の稽古中ですばやい納刀を行なうので、鞘を割らなかったのは幸運としか言いようがありません。

ちなみに鞘の側面には下緒を通すための栗形という部品がついていて、通常はこの栗形が外側にきます。
納刀の際に左手で鯉口を握った場合に、ちょうど手の側面に栗形が軽く触れることで、鞘の上下が正しいことを知ることができます。

ただ、今回はやっぱり気が緩んでいたのでしょうね、刀の切先が鞘に入る瞬間まで、栗形の位置にも気付きませんでした。
今日はもう、このことだけで反省することしきりです……。

投稿者 utsuho : 22:29 コメント (4) トラックバック (0) | 居合道

2007年1月 7日

居合道日記 / 2007年初稽古

今日は居合道の初稽古でした。
初稽古といっても特別なことは何もなく、いつもどおりの稽古なのですが、やはり気が引き締まります。

この季節になると道場の床の冷たさがこたえますね。
昨年は我慢してずっと素足でやっていましたが、今年は早くも足袋を履いてしまいました。
足袋を履くと足運びの感覚が変わってくるので、あまり好きではないのですが……。

先生に勧められて3月11日に行なわれる関東支部の大会に出場することになったので、まずはそこを目標に頑張ります。

今年も一年間、怪我なく居合道を楽しめますように。

投稿者 utsuho : 22:30 コメント (4) トラックバック (0) | 居合道

2006年12月23日

居合道日記 / 稽古納め

今日は居合道の稽古でした。
道場自体は明日も稽古があるのですが、私は今日で稽古納めです。

今年の一月に居合道を再開してから、とりあえず一年間、無事に続けることができました。
まずは道場の先生と、道場生の皆様、その他居合道を通して関わった方皆様に感謝します。

また来年も、居合道の稽古を通していろいろな発見や成長を見出せる年にしたいですね。

投稿者 utsuho : 22:43 コメント (2) トラックバック (0) | 居合道

2006年11月19日

居合道日記 / 昇段審査がありました

今日は全日本居合道連盟の関東支部の昇段審査がありました。
私は今回は受審しないので夜の稽古に行ってきたわけですが、そこで昇段審査から戻ってきた先生からお話を聞きました。

とりあえず私の通っている道場で受審した方は無事に全員合格したとのことでした。
しかし、喜んだも束の間、その後で「でも五段の審査は厳しくて、いろいろ言われている人もいたから、しっかり稽古しなきゃ駄目だよ」と釘を刺されました。
はい、次の昇段審査までの半年間、心して頑張ります。

あと半年、長いようで結構短いんですよねえ。

投稿者 utsuho : 23:41 コメント (4) トラックバック (0) | 居合道

2006年11月 4日

居合道日記 / 初心者の二つの難しさ

私もまだ段位はそんなに高くないのですが、通っている道場ではわりと上の方に位置してしまっているため、先生の手が空いていない時などには、私も初心者の方を指導をする立場にまわることがあります。

初心者の方に業を教えていると、教える方も大変なのですが習う方も大変だなあと思います。
まずは、今まで習った業について完成度をあげていくこと。
もうひとつは、新しい業を覚えること。
この二つを両立させないといけないというのが、初心者の最初に当たる壁ですね。
とはいえ誰もが通る道なので、初めのうちはなんとかついてきてもらいたいなあと、教えるたびに毎回思います。

手順で覚えるのではなく、理合で覚えられるようになると、幾分か覚えやすくなるのですけどね。

投稿者 utsuho : 22:58 コメント (4) トラックバック (0) | 居合道

2006年10月 1日

居合道日記 / 無双直伝英信流 関東大会

無双直伝英信流の関東大会へ行ってきました。
関東地区連盟へ移籍して初めての大会です。
しかも、トーナメント方式というのも初めてです。

試合は、初段、二段の部から始まるので、私の出場する四段の部は午後から。
待っている間、同じ道場の人達の試合を見たり、他の道場の方の業を見たりしていました。
しかし、どうにも審判の判定基準がわかりづらいですね。
以前、北海道地区連盟へいた頃は、点数制だったので勝ち負けがわかりやすかったのですが。

私の試合はというと、1回戦で敗退してしまいました。
業自体は、自分の持っているものは出し切れたと思うので、相手が一枚上手だったということかな。
試合の後は師範の方々の模範演武を見て、帰宅。

ううん、1回しか演武していないので、かなり物足りなかったなあ……。
次はもう少し勝ち残りたいですね。

投稿者 utsuho : 23:49 コメント (2) トラックバック (0) | 居合道

2006年9月23日

居合道日記 / 大会直前

今日は居合道の稽古でした。
来週には英信流の大会があるのですが、相変わらず「受流」の納刀が上手くいかずに悩んでいます。
二回に一回くらいはちゃんと手の内が返るのですが、上手くいかない場合はどうにもぎこちない納刀になってしまいます。
大会直前ということもあり大会で演武する業を重点的に練習したいところですが、稽古の内容は普段と変わらないメニューでした。
ううん、立膝とか練習している場合じゃなかったんだけどなあ……。

投稿者 utsuho : 23:09 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道