2016年7月 6日

訃報 / 吉良知彦

ZABADAKの吉良知彦さんが2016年7月3日亡くなられたことが、ZABADAKオフィシャルサイトにて告知されました。

3月の30周年記念ライブの最中に倒れて心配されたものの、1ヶ月の休養を経て復帰し、これまで以上に精力的にライブの予定が組まれている中での、突然の訃報でした。

あまりに急な知らせで、まだ受け入れることができません。

1993年にZABADAKの音楽に出会えたことは、私にとって人生の方向を決めるような重大な出来事でした。
その後、偉大なアーティストを数々知ることになりましたが、やはり最初に音楽は楽しくて自由なものなのだと気づかせてくれたのはZABADAKでした。
それから23年という月日がたっていることにも驚きましたが、時にどっぷり浸り、時には離れながら、いつも傍にあるような存在でした。

これまでに見つからなかったZABADAKの音楽が、これからも永遠に見つけ出されることがなくなってしまったことが惜しくてなりません。
吉良さんの、汗みずくになりながら、無限の愛情をそそぐように演奏する姿がもう見られないのが信じられません。

吉良さんのご冥福をお祈りいたします。
これまで、素晴らしい音楽を授けてくださり、ありがとうございました。
天国でも、より一層、心ゆくまで音楽を楽しんでください。

投稿者 utsuho : 22:33 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2016年5月15日

自転車日記 / 第13回時空の路ヒルクライム

第13回時空の路ヒルクライムへ行ってきました。
私にとっては、年に一回だけ本気で走る大会です。

昨年と同じく西濃運輸のカンガルー自転車輸送便で事前にばあばの家へ配送。専用ボックスだけでなく、オーストリッチのOS-500にも対応しているのが便利です。

前日に、ばあばのお宅へ伺い、自転車を組み立てて、とりあえず会場へ向かって前日受付を済ませます。
今回は、会場から登り口までの平坦区間を試走。
時空の路ヒルクライムでは、タイム短縮のため、この平坦区間をかなりの集団でトレインを組んで駆け抜けます。
一昨年、昨年ともにこの平坦区間であっさりとトレインから千切れてしまったけど、今年はどうかなあ......。
千切れるのは仕方ないにしても、できるだけ粘りたいところです。

夕飯はばあばのもてなし、会津名物ソースカツ丼、美味です!

翌日は快晴、かなり陽射しがきつかったので、ロングスパッツも脱いでしまいます。
並ぶ位置は前回と同じくグループ最後尾、だって平坦区間で千切れるもん......。

開会式も終わって、いざスタート!!
ゲートをくぐったらダンシングでひとまず集団最後尾にドッキング。
昨年はここで息があがりきってしまっていたけれど、今回は多少の余裕をもっていい感じでついていきます。

あ、前の方で中切れ起きた......。
あれよという間にトレインははるか彼方、今回も集団での平坦区間クリアはかなわず。
しょうがないので、中切れ組の数人をちょっと引っ張ってから単独走行。

交差点を右折してからの平坦区間は自分のペースで、勝負は栃沢集落の急坂からです。

そして、延々と続く上り坂。昨年に比べて脚が軽い気はしていたけれど、かといって一段ギアを重くするほどの余裕はない......。
力がペダルにかかりきっていないような中途半端な状態で走っていました。
残り5kmを切ってからも、なかなかスピードアップに踏み切れず。

道中は、ずっとかわうそ店長のジャージを着た方と並走を続けていました。
「かわうその自転車屋さん」面白いですよね(笑)

結局、全力で行けたのはラスト1kmになってから、そしてゴール前だけ全力スプリント(笑)
結果は......51分台でした。
昨年よりも4分短縮したものの、目標としていた40分台には届かず。

平坦区間をトレインで耐えていられたら、前を引かなかったら、あと一段重いギアで回していたら、残り5kmからペースアップしていたら......、走っているときはいっぱいいっぱいでも、後から考えるともう少し追い込めたかなと悔いの残るヒルクライムでした。

ゴール地点では恒例のしんごろう餅とじゅうねんアイス。
疲れた身体に染み渡ります。

そして、前回大会からの改善点として良かったのは、下山後すぐに成績が張り出されたこと!
やっぱり、良くても悪くても自分の成績を確認してすっきりした気持ちで帰れるって、大きな満足感です。

投稿者 utsuho : 23:46 コメント (0) トラックバック (0) |

2016年3月26日

新居昭乃ライブツアー2016 / Little Piano Tour 住吉神社能楽殿

今年は、新居昭乃さんのデビュー30周年ということで、Little Piano Tourも例年より多くの会場をまわっています。
どこの会場も昭乃さんの歌声と合いそうな魅力的な会場なのですが、中でも博多公演は筑前国一之宮住吉神社の能楽殿で行われるということで、他とは違った昭乃さんの魅力に出会えそうなので、行くことに決めました。

まずは、住吉神社へお参り。
住吉神社は、すっと澄んだ空気が満ちている神社でした。

能楽殿は、木造で質素なつくり。
雨風を避けるために室内になっているものの、能の魅力を引き出せるよう極限まで屋外での鑑賞に近づけているようでした。

ライブは「Adesso e Fortuna」からスタート。
洋の東西の違いはあれど、さながら吟遊詩人の歌のような中世的な趣は、この会場の雰囲気によく合います。
昭乃さんは少し緊張していたのでしょうか、歌詞の間違いが多かったのがちょっと残念でした。

昭乃さんのお母さんは博多在住とのことで、今回の会場にいらしていました。
「ロゼ・ルージュ」は、昭乃さんのお母さんのお気に入りの曲だそうです。

続いての「Reincarnation」、昭乃さん一人だけのステージなのに、重層的な歌声に包まれているようでした。
ここらへんから、昭乃さんの調子が出てきました。
それにしても、Goddess in the Morningの再臨、ないかなぁ...。

今回のLittle Piano Tour、各公演でアルバム1枚をまるごと演奏しているのだそうです。
ここでは、「そらの庭」の演奏でした。
「あれ? そらの庭......で合ってましたっけ?」と言う昭乃さん、かわいいなあ。

なかなか聴けない「仔猫の心臓」も、演奏されました。
救いのない歌で好き嫌いわかれるところではあるのですが、こういうところに切り込んでいく歌詞は、昭乃さんの本領でもあります。

このアルバムには好きな曲も多いので、嬉しい限りです。
その中でも、なんといっても、この会場で聴く「OMATSURI」です!!
折りしも時は黄昏時、しんしんと降りてくる冷気を感じながら聴くこの曲は、ここでしか体験できない素晴らしいもので、博多まで来た甲斐がありました!

フランスによる核実験のニュースを聞いて書いたという「アトムの光」。
この歌詞のどこまでも透き通った鋭さと、張り詰めた歌声に、気づいたら涙を流していました。

童話に出てくるような、暗い森をイメージさせる「妖精の死」。
昭乃さんがどういう歌を歌いたいかと考えたときに、こういうダークなファンタジーを歌いたいと描いた曲で、九州から上京してきた寺嶋民哉さんのところへ通うようにして作った曲だそうです。

アルバム一枚を通しての演奏、最後は「Little Edie」を歌い上げて終了。
アンコールに「虹色の惑星」、そして最後は昭乃さんから「虹」をいただきました。

昭乃さんは一度デビューしたものの商業的な音楽になじめず、自身の活動としては10年ほど間があいています。
「そらの庭」は、そうした殻をやぶって、昭乃さんの描きたかった世界を表現した初めてのアルバムとも言えます。
今回のライブでは、昭乃さんのそうした想いを話してくれました。
今では「幻想系の始祖」なんて呼ばれることもあるそうですが、それまでどこにもなかった音楽で支持を得るようになるには、相当な道を切り拓いてきたことと思われます。
昭乃さんはそうした経験をもって、「迷うことがあったら、自分に光が差してくる方に向かうといいよ」と言ってくれたのが、心に残りました。

懐かしい歌を聴きながら、渋谷のEgg-Manでのライブからベストアルバム「空の森」のリリース、そして待望の新作「そらの庭」発売といった頃の、必死で追いかけていた時のことを思い出していました。

昭乃さんの音楽に出会えたこと、ここまで聴き続けてこられたこと、そしてこれから先に昭乃さんが見せてくれる世界のすべてに感謝です。

投稿者 utsuho : 23:36 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2016年3月21日

ZABADAKライブ / 30周年記念演奏會 第弐夜

ZABADAK30周年記念演奏會 第弐夜。
とてつもない熱量が渦巻くような、なんとしても書き留めたい、と思うライブでした。
記憶違いのところも多々あるかと思いますが、それはご容赦ください。

連休を独りで出歩きっぱなしというのもいかがなものかと思い、当初は第壱夜のみ参加する予定でした。
ところが、前日の第壱夜がとてもとても良すぎて、「これは第弐夜も聴かないと後悔する」との思いで急遽当日券を取ることにしました。
当日券、あってよかった!

立ち見ゾーンは舞台に向かって右手後方。
ここからなら藤井珠緒さんがよく見える!と思ったら、第弐夜に珠緒さんはいなかったのでした、残念...。

まずは、吉良さんと小峰さんの二人きりで登場。
記念すべき30周年の第弐夜は「光の庭で」から幕を開けました。

ここで斎藤ネコカルテットが舞台に上がり、吉良さんと小峰さんはいったん舞台を降ります。
ネコさんが恥ずかしそうに「前座ですから...」とつぶやいた後、始まったのが「桜」。
この、心のざわつく季節に、あの「桜」ですよ。

弦の響きに心奪われるような「桜」が終わった後、再び吉良さん、小峰さんが登場。
「光の庭で」「マーブルスカイ」と続いた後、なんとここで「EASY GOING」!
ライブ終盤の定番曲がこんなに早く登場するとは、思ってもいませんでした。

演奏後、ネコさん達はNHKの仕事へと戻っていきました、とさ。
なにか、いろいろとおかしいですね。


第二部は日比谷カタンさんの登場。
張り出しステージにスポットライトが当たります。
そういえば10年前にここで行われた上野洋子さんのソロでは、あそこで暗黒舞踏が行われたな...、あの張り出しはキワモノ専用ステージなのか...。

なんて考えているところに始まったのは「遠い音楽」。
と思いきや、早送りのように歌詞が曲がワープしていく。

ナンナンダ、コレハ!?

これは、あれだ。「大人が本気で遊んでいる」ってヤツですね。
あふれ出るZABADAKへの愛と、次々と繰り出される超絶技巧で笑いが止まりませんでした。


15分を超えるノンストップ抱腹絶倒のカタンステージが終わったあと、いよいよ第三部!
というところで、あわただしく向島ゆり子さんがステージに出てきて「システムトラブルがあったので、いったん休憩にします」とのこと。

20分くらい経過したでしょうか...、ようやく照明が落ちてメンバーが登場。
ところが、どこか様子がおかしい、というか、肝心の吉良さんが出てこない。
小峰さんの口から、吉良さんが体調を崩して病院へ向かったことが告げられます。
「このようなことになってしまい、申し訳ありません」「この埋め合わせは必ずします」という言葉を聞いて、今日のライブはここで終わりだと思いました。
ただ、小峰さんは続けます。
「これだけのメンバーが集まったことだし...」と。
「どこまで行けるかわからないけれど、やれるところまでやりましょう!」と。


大きな不安を抱えながらも、第三部が始まりました。
ケレン味たっぷりの衣装をまとった伊藤ヨタロウさんが全身で「Peculare Night」を表現します。
この人、いったい幾つなんだ?

曲の前にメンバーが簡単に打ち合わせをして、それぞれの担当を確認しあっていたものの、そこから表現される音は、まったく違和感のないものでした。
超絶技巧を誇るメンバーが、さらにしっかり曲を理解しているからこその芸当でしょう。

清浦夏実さんが歌うのは、もちろん「旅の途中」。
やっぱり、ここで吉良さんがいないというのはとても悲しいことでした。
大きな世界の広がりを感じさせる曲だけに、一番、吉良さんの不在が大きかった曲だったかな。
思えば、清浦さんはこのステージで唯一「普通のアーティスト」だった気がします。

続いて、Darieさんこと濱田理恵さんは煌びやかなサリーで登場。
Darieさんバージョンは、とても婀娜っぽくて人間臭さのある「Deir Paider」でした。

種ともこさんも今年が30周年ということで、新居昭乃さん、ZABADAKと30周年の同期だそうです。
昭乃さんにも声をかけたけれど、この日は自身のライブがあるため来られなかったとのこと。
いや、このメンバーの中に昭乃さんもいたらと思うと鼻血出ますがな(笑)

誰のときだったかな、ゲストの方に「30周年おめでとう!」と言われて、小峰さんが一瞬「いや、私は...」と言いよどんだ後、「ありがとう!」と応えていたのが印象的でした。
ZABADAKには途中から参加した小峰さんだけれど、「ZABADAKとして」この場に立ってお祝いを受けるべきだと決めたのでしょう。

「妖精のような」種さんの次は、「妖怪のような」いでたちの白崎映美さんの登場。
いや、山姥かな。
コブシの効いた「はじめてうたったうた」を披露してくれました。

杉林恭男さんは「Hervest Rain」を歌いたい!と希望したところ、重役会議(笑)で却下されてしまったそうです。
そこで、杉林さんはデモテープを送りつけて、「こういう風にやりたい!」とアピールして、重役会議を通したのだそうです。
吉良さんのコーラスパートは小峰さんが代役。「やったことないけど」と言いつつ覚悟を決める小峰さんの漢ぶりが頼もしかったです。
その、杉林さん渾身の「Hervest Rain」。
電子音と尺八と。
ロック調、というのでしょうか(上手い言葉をしらないけれど...)、明らかに原曲とは解釈が違うのだけれど、確かに豊穣の雨の歌でした。

原マスミさんは、向島ゆり子さんの方に振り向いて「ゆり子、適当に音つけて」と言うと、やおら「注文の多い料理店・序」の朗読を始めます。
いや、朗読ではないですね。
まるで語り手が自分の言葉で語っているようでした。
その言葉がたまたま「注文の多い料理店・序」とまったく一致しただけだったということです。

まだまだ大きな難問が立ちはだかります。
次の曲は吉良さんが弾く予定だったため、メンバーの誰も譜面を持っておらずコードがわからないということ。
「しょうがない、アカペラで...」という声も聞こえる中、今度は難波さんから驚きの言葉が出てきます。
「業務連絡。お客さんの中に「小さい宇宙」のコード譜をお持ちの方はおりませんでしょうか」
おいおいおい...と誰もが思う中、しばらくすると客席からステージへタブレットが渡されます。
逆の意味で、おいおいおい...と。
「ZABADAKはファンの育て方を間違った」と言った難波さんだからこそ、ファンのことをよく理解してあの言葉が出てきたんでしょうね。
問いかけられたとき、私も、「6対4くらいの確率で誰か持っているだろうな」と思いました(笑)

ステージ上の皆さんで、顔を突き合わせてタブレットを確認。
その様子はまるでうみねこの皆さんみたいでした。

そして、種さんがキーボードを担当して原さんの「小さい宇宙」が始まります。
少しずつ音が重なっていくようで、静謐で、優しい歌でした。

終わりもみえてくるころ、Darieさんのリコーダーと、小峰さんのアンデスから始まった「二月の丘」。
そして、「五つの橋はカタンさんが弾ける!」ということで、満場のカタンコールに迎えられて、再び日比谷カタンさんの登場。
このライブは、カタンさんのZABADAK愛に支えられたところが大きかったですね。
もちろん、満場の合唱です。

この素晴らしいライブの最後は「相馬二遍返し」。
ライブで聴くとムチャクチャ格好いい曲!!
躍動する小峰さんが神々しいまでに素敵でした。
あいにく聴き込んでいなかったので、合いの手で入れず...後悔。
この最高の熱量の渦に一緒に入りたかったよ...。

吉良さん不在の中で、メンバーを信頼しきってライブ続行を決意した小峰さん、小峰さんの信頼にたがわぬ力量を見せつけたメンバーの皆さんによって、ライブは成し遂げられました。
最後には、涙ぐむ小峰さんの口から、吉良さんに大事無いことを告げられて、幕を閉じました。

ZABADAKがこれまで築き上げてきた世界の重厚さで圧倒するような、間違いなくずっと語り継がれるステージでした。
のめりこむように、全身を耳にして音を感じ取って、終わった後も気の抜けたようで興奮しているような不思議な感覚がずっとしていました。

吉良さんにはゆっくり休んでいただいて、快復されることをお祈りいたします。

吉良さんの体調が戻ったら、きっと、小峰さんの「この埋め合わせは必ずします!」という言葉が果たされると思います。
いまから断言してしまいますが、そのライブはZABADAKの最高峰ですよ!

==========
ZABADAK Officialより セットリスト
1. 遠い音楽 / 吉良知彦(Gt.,Vo.)・小峰公子(Cho)
2. 桜 / 斎藤ネコカルテット[斎藤ネコ(1st.Violin)、グレート栄田(2nd.Violin)、山田雄司(Viola)、藤森亮一(Cello)
3. 眠れない夜のうた / 斎藤ネコカルテット・小峰公子(Vo.)
4. 光の庭で / 斎藤ネコカルテット・小峰公子(Vo.)・吉良知彦(Cho)
5. マーブルスカイ / 斎藤ネコカルテット・吉良知彦(Gt.,Vo.)・小峰公子(Cho)
6. EASY GOING / 斎藤ネコカルテット・吉良知彦(Gt.,Vo.)・小峰公子(Cho,tamb)


【第二部】日比谷カタン コーナー

7. 「ZABADAK」メドレー / 日比谷カタン(Gt.,Vo.)
遠い音楽, EASY GOING, ブランシェ, Deir Paidir, 満ち潮の夜, Around The Secret, 星狩り, 美チャンス~妖しい輪舞, Psi-trailing, 遠い旅の記憶, POLAND, オハイオ殺人事件, 水の踊り, 桜, 二月の丘, 旅の途中, Harvest Rain, Wonderful Life, わにのゆめ, 夢を見る方法, ガラスの森, 五つの橋(約15分ノンストップメドレー・全22曲)


【第三部】ZABADAK+Guest Vocals

ZABADAK:小峰公子(Vo.Acc.)、難波弘之(Key.)、楠均(Dr.)、吉田誠(B.)、向島ゆり子(Vln.)、鬼怒無月(Gt.)、伏見蛍(Gt.)
8. Peculiar Night / 伊藤ヨタロウ(Vo.)
9. 旅の途中 / 清浦夏実(Vo.)
10. Deir Paidir / 濵田理恵(Vo.,鍵盤ハーモニカ)
11. かえりみち / 種ともこ(Vo.)
12. はじめてうたったうた / 白崎映美(Vo.)
13. Harvest Rain / 杉林恭雄(Vo.尺八)
14. プロロオグ~宮沢賢治『注文の多い料理店』序.~小さい宇宙 / 原マスミ(朗読,Vo.)、種ともこ(Key.)、日比谷カタン(Gt.)
15. 二月の丘 / 濵田理恵(リコーダー,Cho.)、小峰公子(Vo.)
16. 五つの橋 / 日比谷カタン(Vo.,Gt.) 
17. 相馬二遍返し / 杉林恭雄(尺八)、小峰公子(Vo.)

投稿者 utsuho : 23:47 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2016年3月20日

ZABADAKライブ / 30周年記念演奏會 第壱夜

ZABADAKの30周年記念ライブへ行ってきました。
30周年というと......私が聴き始めてからちょうど20年ということになります。
いや、びっくりですね。
ちょうど発売されたばかりの「桜」がCDショップに平積みされていたこと、アルバム「遠い音楽」を買ってきてプレイヤーにかけた時の衝撃、今でも覚えています。

会場は、鶯谷の東京キネマ倶楽部。
ここに来るのは、10年前の上野洋子さん20周年ライブ以来です。

スタートは「秋」。
予告のあった「夏秋冬春」の一挙演奏です。
ZABADAKというと、一番のインパクトを真っ先に持ってくるというイメージがあります。
「冬」での藤井珠緒さんのシェイカーやパーカッションがすごく良かった......。

「鏡の国」、「BIRD'S ISLAND」......ZABADAKプログレナンバーの名作を、惜しげもなく繰り出してきます。
五臓六腑に響き渡る音色です。
そして、「子午線のマリア」がこれまた格好良かった!
楽曲もそうだけど、演奏陣の素晴らしいことと言ったらないですね。

小峰さんが、「洋子ちゃんの曲、歌ってもいいよね」と言った「砂煙りの街」。
アーティスト達の間にはこちらには計り知れない複雑な関係が渦巻いていて、常に上野さんの影と向き合わなければいけない小峰さんの心情もいかばかりかと思いますが、ファンとしてはいい曲なのだからお蔵入りさせてしまうよりもいろいろな方に演奏されている方が断然嬉しいです。

吉良さんが「全然、古くないね」とつぶやいていたのも印象的でした。
ZABADAKの音楽は、「新しい」「古い」という時間軸から抜け出した、「ZABADAKの音」ですよね。

「ガラスの森」の5拍子、観客ももちろん完璧な手拍子で応じます(笑)

ZABADAKライブの最後といえば「EASY GOING」。

そしてアンコールは、吉良さんと小峰さんの二人で「遠い音楽」。
すっと、やわらかい歌の世界に入り込んでいきます......、と、突然鳴り響く鏡の国のギター。

な、何事!?

どうやら吉良さんがフットスイッチを押し間違えた模様。
こ、ここでくるのがZABADAK流か...。
すかさず小峰さんが客席に向かって「忘れろ~」というフォロー。
夫婦の呼吸もばっちりです。

気を取り直して、「遠い音楽」を歌い上げて第壱夜の終了。

ZABADAKの30年、最高のメンバーで最高の曲を聴かせてもらいました。
これだけのものを見せてくれるZABADAKというアーティストに出会えてよかった、と感謝したくなるライブでした。
1日だけの参加でいいか...なんて思っていたけど、そういう訳にもいかないな。
第弐夜の当日券、あるかなあ。

第壱夜セットリスト(ZABADAKオフィシャルサイトより)
1.秋 [Лето јесен зима пролеће - 夏 秋 冬 春 -(2013)]
2.冬 [Лето јесен зима пролеће - 夏 秋 冬 春 -(2013)]
3.春 [Лето јесен зима пролеће - 夏 秋 冬 春 -(2013)]
4.夏 [Лето јесен зима пролеће - 夏 秋 冬 春 -(2013)]
5.光降る朝 [光降る朝(1996)、宇宙のラジヲ(2007)]
6.樹海-umi- [平行世界(2009)、Platinum(2011)]
7.鏡の森 [ブリザード・ミュージック(2001)、20th(2009)]
8.グスコーブドリの伝記 [賢治の幻燈(1995)、光降る朝(1996)]
9.BIRD'S ISLAND [COLORS(2001)]
10.コフルヤマ [ここが奈落なら、きみは天使(2015)]
11.子午線のマリア [SIGNAL(2002)、Platinum(2011)]
12.ブランシェ [WELCOME TO ZABADAK(1987)]
13.砂煙りの街 [飛行夢(1989)、GOLDEN BEST(2011)]
14.ガラスの森 [銀の三角(1987・LP)、WATER GARDEN(1987)]
15.EASY GOING [WELCOME TO ZABADAK(1987)、他]
(アンコール) 遠い音楽 [遠い音楽(1990)、STORIES(1999)、宇宙のラジヲ(2007)、他]

投稿者 utsuho : 23:26 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2016年2月13日

居合道日記 / 自撮り稽古

連盟からは離れてましたが、居合から離れたわけではなく、自分の業を追い求めるための時間と思って過ごしています。
一人の稽古とはいえ、これまでとは違ったいろいろな発見があって、やはり居合は奥が深いなあ、と感心してしまいます。

自分の業がどう見えるのかということを改めて見直したくて、自撮り稽古を導入しました。

八重垣


居合道を通してこのBlogを見てくださった方々へ、これが今の私の業です。
やっぱり動きが粗いな~、丁寧に直してこなかったツケかな。

人を指導するように自分の業を見る...、なかなか楽しいです。

投稿者 utsuho : 17:30 コメント (0) トラックバック (0) | 居合道

2016年1月 6日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

記事の更新頻度も減ってしまっているので、ここらで盛り返していきたいですが
どうなることか...。

投稿者 utsuho : 22:53 コメント (0) トラックバック (0) | 日常と非日常

2015年12月27日

新居昭乃ライブ / Floria~冬の庭園~

日本橋三井ホールで行なわれた、新居昭乃さんのライブ「Floria~冬の庭園~」へ行ってきました。
12月26日、27日の2日間の開催でしたが、今回は27日のみの参加です。

まずは、弾き語りの「エウロパの氷」からスタート。

なぜか懐かしい記憶がよみがえってくる「月の家」から、「Siva~佇む人」へ。

今回のライブは、保刈さん、マー君に加え、春先の遊佐未森さんのライブ「cafe mimo」で知り合った、tico moonの吉野友加さんという編成です。
cafe mimoの時にも歌った「Lhasa」から「VOICES」へと、友加さんのアイリッシュハープは、昭乃さんの曲にまた新しい輝きを与えてくれるようでした。

「奇跡の海」のイントロが聴こえてきた時には、思わず身を乗り出してしまいました。
ハープの音色が響き渡るなかでの昭乃さんの歌声で聴く「奇跡の海」!!
魂が音に包まれたように、聴き入ってしまいました。

タイトルは言われませんでしたが、新曲も歌われました。
きっと今回のライブタイトル「冬の庭園」だと思います。
いつか音源になるといいなあ。

歌詞がとても好きな「New World」、聴くたびに昭乃さんの言葉の厚みを感じます。

アンコールでは「風と鳥と空~Reincarnation~」もやってくれました。
友加さんのアイリッシュハープが入っていると、こういったファンタジーの曲が格段に輝きます。

昭乃さんとはまたけしさんで「Velsipo」というユニットを組んだとのことで、その中から「Shardora」という曲が演奏されました。
はまさんはステージに出てきたときにはとても緊張している様子でしたが、歌い出したら色気のある歌声で、さすがでした。

そして、アンコールの最後は昭乃さんからの贈り物である「虹」。
この曲はいつ聴いても、昭乃さんの優しさにあふれているような思いがします。
七色に光る氷の柱のようなセットが、とても綺麗でした。

来年の昭乃さんのデビュー30周年に向けて、このライブからさらなる飛躍を見せてくれると思うと、今から楽しみです。

投稿者 utsuho : 23:22 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2015年12月16日

アンジョンライブ

西荻窪の音や金時で行われた、アンジョンのライブへ行ってきました。

第一部はシャンソンからスタート。
じょんちゃんに歌わせて、藤野さんが喜ぶということだそうです(笑)
じょんちゃんの歌声はやわらかくて素朴で、独特の魅力があります。

オオフジツボの「遠すぎた星」も演奏しました。
壷井さんが5分は語るであろうこの曲の由来を、藤野さんは30秒くらいでまとめていました。

クリスマスも近いということで、クリスマス定番の「そりすべり」も。
藤野さんの足鈴がクリスマス感を増していました。

後半は打って変わってスコティッシュジグセットから入ります。
じょんちゃんのフィドルは、まさに「踊る」という表現がぴったりです。

ペッカペンティカイネンさんという方が二日酔いの中バスに揺られながら作ったという、「Hangovered Cliff」が凄かった!!
ハラハラする曲に、二人の鬼気迫りながらも駆け抜けるような演奏...!
あんじょんの魅力がギュッと詰まった演奏でした。
この二人の、外見からは想像できないような攻めの演奏、大好きです。

最後はリールセットとフィンランドのダンスチューンで、あっという間だったけどとても楽しいライブでした。

今年は、都合が合わずにアンジョンのライブにあまり行けなかったので、来年はもっとたくさん聴けるといいなあ。

投稿者 utsuho : 23:29 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2015年12月15日

彫金日記 / ペンダントヘッド"音叉"

以前、新居昭乃さんの歌「音叉」をテーマにしたアクセサリを見たい、というリクエストをいただいていたので、挑戦してみました。

いざデザインしてみたところ、どうしてもU字の音叉をから離れられず、まるでヤマハのマークのようになってしまい、形を決めるのに苦労しました。
思い切って「音叉」というタイトルから離れて、歌の中に出てくる「共鳴」と、音や心の持っている波の動きを2本のラインで表現しました。
銀線を曲げるのはやり直しがきかない一発勝負で。
下書きのライン通りとはいかなかったけれど、歌のイメージに寄り添うようなやわらかさと不安定さが出せたかな。
石にはコバルトスピネル、こちらは空のイメージです。
石枠の爪の位置がずれてしまったのは、失敗でした。

前回のピアス"印象"に続いて石枠を鎖でつるすという動きのあるデザインにしてしまったあたり、まだ懲りてねーな...。
案の定、何回か失敗しましたが、前回よりはやり直しの回数も減ったので、ちょっとは手際も良くなってきたかなあ。
ヒートブロックと第三の手という便利道具を導入したおかげかもしれません。

さて、リクエストには応えられたかどうか...。

それは誰でも心にひとつ持っている
小さな音叉
きっと響かせる銀色の音
シリンダーから取り出して空に向ける
一斉に共鳴するの
密かに すべてと
(新居昭乃「音叉」より)

投稿者 utsuho : 23:03 コメント (0) トラックバック (0) | 彫金