2007年10月10日
森見登美彦 / 有頂天家族
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森見登美彦さんの「有頂天家族」を読み終わりました。
「阿呆の血のしからしむるところ」に従って、京の街を跋扈する狸たち。
下鴨家の兄弟4匹の、性格はまったく違うけれど、みんなしてどうにも地に足の着かない感じがよかったです。
弁天様や赤玉先生、金閣、銀閣など登場人物の誰もが面白くて魅力的でした。
狸、天狗、人間が絡まりながら、金曜倶楽部の忘年会へと向けて加速していく様子に、どんどんと引き込まれてしまいした。
笑いあり涙ありの、愛すべき毛玉たちの物語です。
投稿者 utsuho : 2007年10月10日 23:12 | 読書
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コメント
空穂さん、こんばんは。
森見さんのお話は脇役の面々も面白くて、今回は狸に天狗までときているので、一層多種多芸、抱腹絶倒でした。
忘年会へ向けての加速するてんやわんやが凄かった。つい先を読んでしまいますね。
毛玉のかわいさには参りました。だからって食べませんよ~(ほんとほんと)
投稿者 雪芽 : 2007年11月18日 22:28
こんにちは。
金曜倶楽部の忘年会に向けて加速していく様子は「太陽の塔」に通じるものがありますが、確実にパワーアップしてましたね。
偽叡電に偽寺町通りと、読んでいるこちらもクラクラしてしまうような化かしあいが楽しかったです。
雪芽さんのところですと、弁天を気取って「食べちゃいたいくらい好きなんですもの」といいつつ、カニやホタテを頬張るのでしょうか。
投稿者 空穂 : 2007年11月18日 22:47