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2012年2月28日

居合道日記 / 袴の結び

みなさんは、袴紐はどのように結んでいますか?
私は「結び切り」にして、余った部分は腰の横で巻きつけています。

「十文字結び」や「一文字結び」などの結び方もある中で、なぜ「結び切り」にしているかと言いますと、礼法的なことはさておいて、一番きっちりと締まってほどけにくい、戦闘に適した結び方だからです。

「十文字結び」や「一文字結び」では結び目が弱く、激しい動きを繰り返した場合に結びが解ける可能性があります。
いつ激しい斬り合いの場に遭遇するかもしれないという心構えをするならば、こうした緩みやすい結び方は「武道的に正しくない」と考えます。

では、礼式的な観点ではどうなっているのかと思い、小笠原流の本をちょっとのぞいてみましたが、ここでも袴の結びは「結び切り」になっているようですね。

投稿者 utsuho : 2012年2月28日 21:16 | 居合道

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コメント

私も柚子庵さんと同じことを先輩剣士からきいたことあります。

そういえば座るときは、内股を左 右と右手で袴の裾をはらうのが正しい作法なのかは不明のままにしておりました。

座るときに両の手で膝の後ろを折り込むようにする方もあったり、色々あるようですが、これについて小笠原流ではどうなんでしょうか?

袴のさばき方は、特に定めが無いのでしょうか。

つまらないコメントですいません。

投稿者 月のうさぎ剣士 : 2012年3月11日 00:08

>月のうさぎ剣士さん
あいにく、座る時の裾さばきは、手持ちの本には載っていませんでした。
鞘走りを防ぐために片手で裾さばきをしますが、そもそも帯刀しながら正座をする場面というのが、本来あり得ないですからねえ。
裾を横に広げる居合での座り方は、狭い茶室などでは迷惑だろうな、とも思いつつ。

今後の宿題です。

投稿者 空穂 : 2012年3月11日 16:37

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