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2011年7月 6日

柊奈緒 / odeum

買ってきたCDの封をあけ、プレイヤーのトレイに乗せて再生ボタンを押す。
ヒュヒュッとかすかな回転音の後、紡ぎだされる音に耳を傾ける……。

かつてはZABADAKの「満ち潮の夜」「五つの橋」、Erieの「Sanctuary」、ミシェル・トゥームスの「Listen」など、そのアルバムの一曲目のイントロで聴き手の心をつかもうとしてくるアルバムと数多く出会ってきましたが、いつからかそんな真摯な気持ちで音楽と向き合う気持ちも薄れていた気がします。

柊奈緒さんの「odeum」の一曲目「kaleidoscope」に、そんな以前の懐かしい気持ちを久々に呼び起こされました。
憂いを含んだ輝き……とでも言うのでしょうか、静かに耳に触れてくる歌声もよかったです。

曲の魅力に歌詞の力が追いついていないところもあるのですが、ちょっと楽しみなアーティストに出会いました。

投稿者 utsuho : 2011年7月 6日 21:28 | 音楽

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