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2007年4月17日

谷原秋桜子 / 龍の館の秘密

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谷原秋桜子さんの「龍の館の秘密」を読み終わりました。

アルバイトに励む高校生の倉西美波が今回紹介されたアルバイトは、「立っているだけで一日二万円」という、またしても美味しい話。
バイト先での宴会の末にたどり着いた「龍の館」で、美波はまたしても殺人事件に遭遇してしまう……。

アルバイトの話から舞台である「龍の館」へ移るまでの部分に少々無理があるのが残念ですね。
けれども、トリックアートにあふれた「龍の館」での殺人トリックはよくできているし、かのこや直海といった美波の友人たちについても前作よりも活き活きと描かれていたのが良かったです。

少々軽めではありますが、なかなかに質の良いミステリです。

投稿者 utsuho : 2007年4月17日 22:03 | 読書

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