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2006年7月21日

2006 ツール・ド・フランス 第17ステージ

本命不在で大混戦となった今年のツール・ド・フランスも、いよいよ終盤になり、アルプスも今日で最後となります。

今日も1級山岳2つに、最後に超級山岳を控える厳しいステージ。
昨日のステージでランディスが総合争いから脱落したこともあり、今日はさらに厳しいふるいにかけられることが予想されました。

しかし、こんな素人の予想を跳ね飛ばす、凄いヤツがいました。

先頭7人の逃げ集団を追って、最初の峠でランディスが無謀とも思えるアタックを見せる。
ぐいぐいと先頭集団に近づき、2つめの峠の手前で先頭に追いつく。
そのまま先頭を引き続け、ついには単独でメイン集団との差をどんどんと広げていく。
昨日の憔悴した様子からは信じられないような、闘志を剥き出しにした走りです。

結局、マイヨ・ジョーヌのペレイロに7分以上の差をつけてのステージ優勝をもぎ取りました。
この結果、ランディスはペレイロから30秒差の3位にまで復活。
個人TTが残っていることを考えると、まだまだ総合争いは混沌としています。

一度は手のひらからこぼれ落ちた総合優勝の座を、己の力だけで再び射程圏内まで持ってきました。
USポスタル時代に驚異的なアシストを見せた「スーパーランディス」が、その名を轟かせるような戦いを見せてくれました。

投稿者 utsuho : 2006年7月21日 09:54 | ロードレース

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