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2006年1月14日

居合道日記 / 服装について

今日は居合道の稽古日でした。

稽古は正座の部、抜刀法といった基本業が中心でした。
さすがに、昔には何度となく繰り返した形なので、前回よりは余裕を持ってできました。
まあ、細かいところで上手くいかないところもありますが……。

細かい話は置いておいて、今回はちょっと居合の服装について書いてみたいと思います。

居合の服装でまず誰もが思いつくものとして、
・稽古着
・袴
があります。

稽古着は胴着とも言います。
稽古着の形は剣道用のものと似ていますが、居合では剣道のように実際に打ち合うことがないため、居合用の稽古着は剣道用のものよりも薄く作られています。

袴は、男女とも馬乗袴と呼ばれる股の分かれたものを使用します。
卒業式の女性や神社の巫女などがはいている袴は、行灯袴と呼ばれるスカート状のもので、居合で使う袴とは形が異なります。
おそらく、初心者が最初に戸惑うのはこの袴の着付けでしょう。
慣れれば簡単なんですけどね。

あと居合に特徴的なものとして、
・帯
・膝サポーター
があります。

帯は居合帯と呼ばれる居合道用のものか、男物の和装で使用する角帯を使います。
着用する順序は、稽古着、帯、袴の順になります。
この下帯の内側から一枚目と二枚目の間に刀を差して固定します。
きつすぎず緩すぎず、ちょうどいい強さで帯を締めるのも、慣れが必要なところです。

膝サポーターはバレーボールなどに使うクッション入りのものを使います。
居合の稽古では板の間で正座や膝立ちを繰り返すので、これがないと膝を痛めることになります。

その他に
・足袋
などもあるといいと思います。

特に寒さの厳しい今の季節、道場の板の間は冷たいですからね。
普通の和装の足袋でもいいのですが、足の裏に滑り止めの付いた武道用の足袋もあるようです。
ちなみに私は素足の感覚を大切にしたいので、足袋は使っていません。

まあ、こんな感じの服装でやっています。
本当は写真を入れようと思ったのですが、部屋のスペースが狭すぎて断念……。
文章だけだと、あまりイメージが湧きづらいですね。

投稿者 utsuho : 2006年1月14日 21:55 | 居合道

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コメント

下帯は居合関係者しか通じないことが多い(着物関係ではふんどしの意味で使われる)ので、周囲でどう呼んでるかわからないうちは、角帯と呼ぶほうが無難かな。
素足の感覚を養う意味では、入門者は足袋はあまり履かないのが賢明ですが、寒さで感覚が麻痺しては元も子もないので、状況に応じて履いて良いのです。
黒足袋は普通の着物屋さんだと朱子織(サテン生地)くらいしかないのですが、傷みやすいです。(洗うたびに色落ちしたり・・・)
寺社の骨董市に和装小物屋さんが見えるようなら、そこで売ってる1000円くらいの綿足袋もお手ごろです。表地は学ラン表地のようなざくっとした綿織りですが、丈夫でしかも温かいです^O^

投稿者 横田 : 2006年2月22日 23:59

居合道と剣道の袴の違いを教えてください。

投稿者 渡辺 雅文 : 2006年10月25日 07:39

こんにちは。
私は剣道用の袴で居合もやっています。
双方に特に違いはないと思いますが、剣道用の方が激しい動きをするため、やや広がりが大きめに作られているようです。

投稿者 空穂 : 2006年10月25日 22:07

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