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2004年12月 4日

雲のむこう、約束の場所

新海誠監督の新作「雲のむこう、約束の場所」を観に行ってきました。
前作「ほしのこえ」がなかなか良かったので、今回も期待して。

いやはや、夕陽の光、雨の音、風の匂いを描かせたら、この人の右に出るものはいないんじゃないでしょうか。普段何気なく見過ごしているところがこんなにも印象的なものなんだと、再認識させられました。
あと、全体を通してテーマを伝えるのが非常に上手で、観終わった後の充実感はなかなかのもの。久しぶりに「もう一度観たい」と思わせてくれる映画でした。

ただ、残念なのはテーマを伝えるのに固執するあまりに、時間の「間」を飛ばしてしまっている気がするんですよね。唐突に「3年後」と言われても観ていてはちょっとついていけないし、その間の内的・外的な変化がどうにも繋がっていない感じがある。
これは「ほしのこえ」の時にも感じたことなのだけれど。

余談だけど、予告編で流れた「スーパーサイズ・ミー」が非常に気になる。つい観に行ってしまいそうだなあ。

投稿者 utsuho : 2004年12月 4日 22:17 | 映画

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