2017年4月29日

アキネタリウム2017 in フナプラ

船橋市プラネタリウムで行われた、「アキネタリウム2017」へ行ってきました。
新居昭乃さんの楽曲を聴きながら、星空を楽しもうという企画です。

プラネタリウムの投影では定型とも言える、この日の夕暮れ時からのスタートです。
四日目の細い月が沈み行くのを見ながらの「黄昏は未来で待つ」で、星空散歩へ向かいます。

かんむり座の話からの「花かんむり」といい、星の話から昭乃さんの歌へのつながりもすばらしかったです。
昭乃さんご本人も一緒に参加していて、ところどころで昭乃さんからの話も聴けました。

昭乃さんがナレーションをしている全天周プログラム「Dream to Fly」もノーカット版で投影されました。
ただ純粋な「空を飛びたい」という想いから、先達たちの命をかけた挑戦。
華々しい世界から一転して、銃弾の飛び交う戦場へと変貌していく様子。
それでもなお、空への希望を感じられる作品でした。

昭乃さんの誕生日である8月21日、今年はアメリカ大陸で皆既日食が見られるとのこと。
そこから、「エクレイプシス」へと続いていく流れも見事でした。
欠け行く太陽と一緒に昭乃さんの描いた獅子座の絵が流れていました。
投影中は気付かなかったのだけれど、ちょうどこの日は太陽が獅子座の上にある日なのですね。

「蒼玉節」では、歌詞の中に込められた星のモチーフを矢印で解説。
思いの外たくさんの物が込められていて、驚きました。

そして、あっという間の星空散策は「金の波 千の波」で夜明けを迎えます。
プラネタリウムへいく度に毎回思うのだけれど、あの「おお、夜明けだ~」という安堵感は何なのでしょうね(笑)

そして、アンコールは「Fly me above」。
本当に素敵な企画で、心が星空で満たされました。

アキネタリウムと言えば、思い出すのは五島プラネタリウムでの思い出。
あの日のアキネタリウムから続く想い、またこの先にも続いていきますように。

投稿者 utsuho : 23:31 コメント (0) トラックバック (0) | イベント

2016年11月20日

新居昭乃ライブ / Little Piano Plus on the water

上野恩賜公園水上音楽堂で行われた、新居昭乃さんのライブ「Little Piano Plus on the water」へ行ってきました。
ファンクラブイベントの中で行われたファンによるイベント企画の中から選ばれた、野外ステージでのライブ企画です。
11月の下旬ということもあり、すっと降りてくる冴えた空気の中で響く昭乃さんの歌声......、ライブの前からとても楽しみにしていました。

ライブは黄昏時から、「ハロー、ハロー」でスタート。
このライブでは懐かしい曲を聴きたいなと思っていたので、「昼の月」が聴けたのはとても嬉しかったです。

藤堂昌彦さんをはじめとしたストリングスカルテットと、堀越信泰さんのギター、そして昭乃さんのピアノという編成。
「Neverland」は、野外の冴えた空気と歌声が溶け込むようでした。
そこから「サンクチュアリ・アリス」からの流れで、一気に昭乃さんの世界に取り込まれていきました。

「シアンの歌」は、このイベントの企画者であるサリーさんのリクエスト。
貴重な歌をありがとうございます。

野外というだけあって周囲の雑音はもちろんありました。MCの途中で鐘の音が響き渡ったり......(笑)
でも、音楽が流れ始まればまったく気になららないし、やはり昭乃さんの歌と冴えた空気はよく解けあっていました。

ライブの最後は「Stay」。
そしてアンコールは「一切へ」「羽よ背中に」。
「一切へ」は、とても好きな曲なので身を乗り出して聴いていました。

最後の最後に「金色の目 Premiere Version」。

今回なんといっても素晴らしかったのは、ステージの周りを彩るプロジェクションマッピング!!
半円形をした、特徴的なステージを目一杯に使っていて、ステージを見ればよいのか、映像を見ればよいのか......。
目移りして困ってしまいました(笑)

昭乃さんの作り出す幸せな空気を思いっきり吸い込んだような、幸せな気持ちが帰ったあとも続くライブでした。

投稿者 utsuho : 23:18 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2016年11月12日

囲碁日記 / 第9回宝酒造杯横浜大会

昨年に引き続き、パシフィコ横浜で開催された宝酒造杯へ行ってきました。
昨年は背伸びした2級で出て負け越し、GWに東京大会へ出た際もまったくもって歯が立たなかったので、ちゃんと自分の立ち位置を確かめる意味も含めて今回は3級でのエントリーにしました。

一回戦、黒番。
すんなりとミニ中国流に構えることができ、幸先良いスタート。
あまり脅かされることなく盛り上げることができ、終始良いペースで戦えました。

二回戦目も黒番。
相手の方は気の良いおっちゃんでした。
確か相手白番が両小目だったかな。
ここでもミニ中国流に行こうとしたところ、5手目で逆に星の石にカカられたり、こちらも両ガカリから戦いが始まったりと大忙し。
序盤で相手の大石を仕留めていたので、途中からはかなり落ち着いて進めることができ、こちらに軍配があがりました。

連勝して気分良くお昼タイム。
割と冷静に打てているのと、読み負け力負けはしていない感じだったので、少し余裕も出てきました。
どうせなら3勝したい!!

大会スポンサーである宝酒造の商品がずらり。
会場には試飲コーナーもありいくらでも飲めるので、「負けてしまった方は思う存分お酒を楽しんでいってください」と大会審判長の高尾名人もおっしゃっていました(笑)

詰碁コーナー。
最初の問題から間違えそうでした、AかCだと思うよね....。

お昼も終わり、三回戦。
ここで初めての白番。
内容はどうだったっけな、全然思い出せない....。
結構年配の男性の方でした。
ほぼ互角の戦いを続けていたけれど、盤面でこちらがやや有利、コミの分も含めて10数目の差という感じでした。

幸運にも3連勝を取れたため、4回戦からはトーナメントに入ることができました。

四回戦は1級の方との対戦。
こちらが2子置かせてもらえるということだけど、相手側も「え、置き碁!?」と、とまどい顔。
少々申し訳ないと思いつつも、相手は上手。打ち始めればこれまでとは格段に違う厳しい手が飛んできます。
なんとか凌ぎきって、ほぼ2子の有利な分だけ勝つことができました。

そして、4連勝で決勝戦へすべり込むことができました。

いざ決勝!!
相手の方は1級の20台半ば位の男性、ピチピチしています(笑)

また置き碁でしたが、4回戦よりもスピード感のある打ち回しで、きっちり弱点を攻められて苦しかった......。
攻め合いキツいかな、というところから左上隅のワタリを許す代わりに中央を制してほっとした途端、左下隅に打ち込みから活きられて決着。
いやあ、見事でした。
相手の鋭い手に対して「圧勝か全滅か!!」という気迫を出せなかったのが、自分の中での敗因かな。
最終戦は気づいたら後ろに観戦者が結構いて、ビックリしました(笑)

準優勝の賞品は芋焼酎「一刻者」原酒。
私は飲めないので、家族へのお土産となりました。

昨年に引っ越してからは、ネット碁ばかりでほとんど碁盤で打っていないこと、自分を客観的に評価してもらえる場や相手がいないことで、いろいろ見えなくなっていることがあるけれど、きっちり3級で結果を残せることがわかって、ようやく自分の立ち位置が見えました。
来年はもう少し人と打つ機会を増やしたいな。

投稿者 utsuho : 22:09 コメント (0) トラックバック (0) | 囲碁

2016年9月25日

谷山浩子ライブ / 猫森集会2016 Dプログラム

全労災ホールスペースゼロで行われた谷山浩子さんのライブ「猫森集会2016~Season15~ 昭乃と浩子の秘密すぎる花園」へ行ってきました。
長いライブタイトルですね(笑)
タイトルでもお分かりの通り、新居昭乃さんとの競演です。

チケットを入手したときに「Y列」とあったので、どれだけ後ろの方なんだ...と思ったのですが、ここは中央のステージの四方に客席があるので、ぜんぜん後ろの方ではありませんでした。

ライブは「ポンピイ・クラウンの片思い」から。

続いて歌われた「鳥籠姫」「ピヨの恩返し」は、どちらも岩男潤子さんに提供している曲ですね。

お二人とも、幼少の頃から曲を作っていたり、ヤマハのポプコン出身だったりと、共通点が多く、話も盛り上がっていました。
ただ、浩子さんは昔のことから本当によく覚えているのに対し、昭乃さんはわりとすぐに忘れてしまうタイプなので、話の途中で昭乃さんが「あれ? そうでしたっけ??」となっていました。

浩子さんからの昭乃さんの歌のリクエストでは「仔猫の心臓」。
美しいばかりに真っ直ぐに刺し貫いてくるこの歌を浩子さんが選ぶのは、わかる気がします。

二人でのかけあいのような「クルル・カリル(扉をあけて)」、とても良かったです。

そして、浩子さんと昭乃さんの共作は、ライブのタイトルでもある「秘密の花園」。
贅沢なライブです!!

「最後までこの雰囲気のままいってよかった~、マグロとか出さなくてよかった~(笑)」と浩子さんが言い、最後は「風になれ~みどりのために~」。
この二人でこの曲が聞けるとは、感動モノでした!!

投稿者 utsuho : 23:04 コメント (0) トラックバック (0) |

2016年9月22日

旅日記 / ビワイチチャレンジ

以前に彦根城へ行ったことはあったけれど琵琶湖をしっかりと見ていなかったので、ちょっと遅めの夏休みに琵琶湖へ行ってきました。

9月3日(土)
まずは、京都経由で石山駅へ出て、近江国一之宮である建部大社へお参り。

建部大社は日本武尊を祀っている神社ということで、荘厳な中にどこか優しさのある空気を持った神社でした。

そして、この御朱印!!
見事な筆遣いに思わず感嘆の息が漏れました。

続いて、佐川美術館へ向かいます。
佐川美術館は、展示物も良かったのですが、建物の際まで水面が接しているその独特のたたずまいが素晴らしかったです。
ちょうど日も傾いてきて、水面がキラキラしていました。

そして彦根に宿泊。
台風が来ていることもあり、天気予報では、翌日、翌々日ともに雨。
でも台風は停滞している降水確率は徐々に下がってきているよう......。
ビワイチにチャレンジするかどうかは、とりあえず翌日の様子を見てから決めることにして就寝。

9月4日(日)
朝、外を見てみると晴れています。天気予報でも5日まではそこまでひどい雨も降らない様子......。
ということでビワイチ決行です!

五環生活」さんへ行き、一度予約キャンセルしてあったレンタサイクルをもう一度お借りします。
私はロードバイク、妻はクロスバイクを借りていざ出発。
なお、パンク修理キットも無料で(チューブ等使用した場合は有償)貸してもらえます。

ちょっと走れば琵琶湖の湖畔。
さすがの雄大な風景にテンションが上がるとともに、対岸のあまりの遠さに「今日、あそこまで行くの......?」という一抹の不安も(笑)

走り始めて10分程で「クラブハリエ ジュブリルタン」へ到着。
さっそくパンを購入。
ここはかなり有名なお店らしく、お客さんであふれていました。

そのまま豊公園まで走って休憩タイム。
おおむね時速15kmで、いまのところ予定通り。

琵琶湖湖畔はかなりの部分でサイクリングロードが整備されているので、車の心配なく走れるのがよかったです。
しかも分岐や迷いそうなところにはサイクリングロードの看板があるという徹底ぶり。
知らない土地でも安心して走れました。

湖畔を走るのでほとんど平坦なのだけど、賤ヶ岳のふもとでは少しだけ登りもありました。
えっさほいさと登りトンネルを抜けると、絶景が広がっていました。

眼下一面に広がる琵琶湖、最高です。

道の駅で遅めの昼食。
せっかく琵琶湖に来たのだからと、名物である鮒寿司をいただきました。

すべて順調かと思いきや、疲れのたまってきた終盤で、ボトルの水が無くなりかけて難儀しました。
こういうときに限って、なかなか自販機も見つからないんですよね。
最後はちょっとへばりながらも、予定よりも早めに近江今津の宿まで到着できました。

9月5日(月)
目覚めて外を見てみると、どうやら小雨がぱらついているけれど、そこまでひどい雨にはならなそうな様子。
思い切って、後半戦も走り出すことにしました。

湖に建つ鳥居が印象的な白髭神社では、この日はちょうど祭礼らしく、拝殿で巫女舞が行なわれていました。
このあたりは交通量が多く、歩道も狭いため、ちょっと注意が必要なゾーンでした。

小野神社、 小野篁神社へ寄り道しつつ、気づけばまたサイクリングロードが復活していました。
琵琶湖はサイクリングロードの道案内がしっかりしているので、安全にロングライドが楽しめます。
もっともっと売り出していけばいいのに。

また、漕ぎ続けているといつのまにやらにぎやかな町並みに出てきました。琵琶湖大橋です。

なんか、空まで駆け上がれそうな感じです。

もちろん、橋の上から見る琵琶湖も絶景です。

対岸へ渡りしばらくして、そろそろ終わりも見えてきたころ......、ぱしっと大きい雨粒が頬に当たりました。
そこから一天にわかに掻き曇り......。
あっと思う間もなく土砂降りの雨に見舞われました。

街中は通り過ぎていて雨宿りするような場所もない......、進退窮まるってこういうことを言うんですね。
とりあえず、いつ降り止むかわからないけれど、進むしかないので漕ぎ出します。
視界も悪いので、無理しないようにゆっくりと気をつけて走りました。

靴の中まで水浸しになって、ほうほうの体で漕いでいたら、またさっと雨雲がいなくなっていました。
時間にしたら、30分くらい降られていたのかな......。

また気を取り直して鼻歌交じりに漕ぎ出せば、いつのまにやら彦根に戻ってきました。
五環生活」さんにレンタサイクルを返して、どうにかビワイチ完走です!!

知らない土地で無理して走らないとか、引き返す勇気やとどまる勇気を持って危険を最小限にとどめなければならないとか、反省するところも多いけれど、走りきることができて本当に良かったです。

完走のご褒美は近江牛のフルコース!!
いやっほう!!!

9月6日(火)
いよいよ旅も最終日。彦根港から竹生島へ渡ります。

竹生島神社も、いつか行きたいと思っていた神社です。

断崖に建つ御社は、まさしく神様の住まうところにふさわしいものでした。

竹生島神社の御朱印です。
こちらも流れるような見事な筆遣いです。

そして、最後は彦根城。

平城かと思って気軽に構えていたら、天守まで登ると結構足腰にきました。

天守からは、彦根の街が一望できます。

近江国は歴史ある土地だけあって、見どころが本当に沢山ありました。
充実した夏休みでした!!

投稿者 utsuho : 11:22 コメント (0) トラックバック (0) | 旅行,自転車

2016年8月 7日

ZABADAK 吉良知彦 ~katami wake~

2016年7月3日、ZABADAKの吉良知彦さんが急逝されました。
30周年記念ライブの第弐夜の時に体調不良で倒れた吉良さんですが、休養を経てから、小さなライブハウスでのユニット活動も充実させて、ますます精力的に活動していた矢先の訃報でした。
聴きたい時にふらりと聴きに行けると思っていたものが、突如として手の届かないところへ行ってしまったことを、まだうまく受け入れることができていない気がします。

そんな中、演劇集団キャラメルボックスのご厚意により、サンシャイン劇場で吉良さんとのお別れの会が行われることとなったので、ひとつの区切りになるだろうと参加してきました。

会場入り口には、献花台ならぬ献音台が置かれていました。
用意されたトーンチャイムで、遠いところへ行ってしまった吉良さんに音を捧げます。

お別れの会の第一部はPAやデザイナーなど、スタッフ達のトークから始まります。
いろいろと面白い話の中でも、一番面白かったのは「Remains」のジャケット写真の話。
アンモナイトの化石が置かれていたのは、なんと歌舞伎揚の缶とのこと。
そしてその事実を吉良さんは知らないという...。
そんな組み合わせであの素敵なジャケットを作ってしまうとは、恐るべしです。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、総合司会の猛烈なプレッシャーのもと、第二部のアーティスト達のトークコーナーに代わります。
ここで衝撃的だったのは、酔っ払って床をごろごろと転がる吉良さんに、新居昭乃さんが「このクソオヤジッ!」と言ったということ。
あの昭乃さんからそんな言葉を引き出すとは...。
吉良さんの話となると、皆さんやっぱりお酒の話が多かったですね。
小峰さんが不在の時には、吉良邸で飲み明かしていたとか。

第三部では光田康典さんや、小野賢章さん、石川由依さんなど吉良さんに縁のある方々が一言ずつメッセージを読み上げました。

そして最後は演奏と合唱。
「光降る朝」、「Tears」を一緒に歌ったときに、不意にこみ上げるものがあり喉が詰まってしまいました。
あらためてZABADAKの歌詞の力に触れて、初めて吉良さんがいないという現実が押し寄せてきた気がします。
これだけの歌詞を持つ希代の音楽に出会えた幸運に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そして、ZABADAKを代表する曲「遠い音楽」。
この曲は、小峰さんが歌詞をつけたところ、ボツになったのだというエピソードもありました。
一緒に歌うアーティストを次々と呼んでいく中、上野洋子さんの名前も呼ばれました。
「えっ!?」と思う中、ステージに上がり小峰さんと抱き合う上野さんの姿がありました。
このシーンを見られただけでも、長年の思いが昇華されるようでした。

観客のみんなが一緒に歌えるように歌詞がスクリーンに映し出されていたのですが、なんと歌詞のページを飛ばして表示されるというハプニングもありました。、
ZABADAKのお約束は吉良さんがいなくても忠実に守られます。いや、もしかしたら吉良さんがいたのかもしれません。

そして、最後はZABADAKの名曲「Poland」。
客席でリコーダーを吹いていた人たちも、小峰さんの手招きでみんなステージに上がり、壮大な演奏でした。

小峰さんと吉良さんは、「ZABADAKはこれまでずっと流行ったこともないけれど、だからこそみんな自分で選んでZABADAKの音楽を聴いてくれているというのはありがたいことだ」という話をしていたのだそうです。
逆に私にとっては、選べる音楽の中にZABADAKの音楽があったこと、それを見つけることができたことで大いに魂が救われました。
きっとここに集った800名やここに来られなかったたくさんの方々の魂も、ZABADAKの音楽によって救われてきたと思います。
吉良さん、本当にありがとうございました。

来年には、吉良さん不在での31周年記念ライブが予定されているとのこと。
きっととてつもなく素晴らしいライブになることでしょう、今から楽しみにしてます。
小峰さん、これからのZABADAKをよろしくお願いします。
そして、この会を開くにあたり、尽力してくださった劇団キャラメルボックスの皆様、本当にありがとうございました。

ZABADAKの音楽は吉良さんがいなくなっても続いていくし、我々のような草の根でも続けていきたいなと思いました。

会場で配られた、「いつまでも あなたのこころに 吉良知彦の音楽が ひびきますように ZABADAK 小峰公子」との言葉の添えられたポストカードと、そして「音」のマスターテープの切片。
タイトル通り本当の「形見分け」でした。
吉良さんの見つけ出した音楽と一緒にこれからずっと大切にしていきたいと思います。

投稿者 utsuho : 23:00 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ

2016年7月18日

うみねこの夢 / うすいさんお祝い会

うみねこの夢コミュでお世話になっているうすいさんが、このたび3月に結婚されました。
ぜひともお祝いしたいな~と考えているところに、昭乃さんファン仲間から「うすいさんのお祝いをやりませんか?」とのお話があり、うみねこの夢と昭乃ファンクラスタの合同でお祝い会を開催いたしました。

お祝い会の中で、うみねこからは演奏のプレゼントをしようということで、あらかじめうすいさんからリクエストを受けたところ、うすいさんからは「虹色の惑星」、相方さんからは「WANNA BE AN ANGEL」が良いとのこと。

............ええっと、わなびー!?
無茶振られると挑んでしまうのは、うみねこの性格なのかタミィさんの薫陶なのか。
当然のように演奏することが決まっていました。

準備期間は慣れない調整やらなにやらでバタバタしつつ、昭乃クラスタの忍さんの非常に高い事務処理能力のおかげで進んでいきます。
本当に、助かりました~。

当日は、事前に軽くリハを行なってから、会場へ向かいます。

装飾担当のわら子さんが、星と月をかたどったプレートを作ってきてくれました。
綿密な設計図も一緒に渡されて、みんなで飾りつけ。

後から聞いたところでは、「夜しか会場が取れなかった」ではなく、「あえて夜!」を演出したとのこと。
さ、さすがです......。

クラッカーと拍手でうすいさんをお迎えして、始まってしまえば和やかににぎやかに。
うすいさんへの尋問を交えつつ、とても初対面同士とは思えないほど打ち解けてました。

ケーキは、お店で買ってきたタルトの他に、わら子さんお手製のケーキもご持参くださいました。

すごくない!? ねえ、すごくない!??
ここでも会場のテーマにあわせた「夜」のイメージ。
しかも、楽譜はZABADAKの「小さい宇宙」の一節「もうどこへも僕は行かない 君の宇宙で暮らそう」の部分という手の込みよう。

うみねこからの演奏のプレゼントは、前半に坂本真綾「Gift」、遊佐未森「Roka」、新居昭乃「虹色の惑星」。
後半はZABADAK「Tin Waltz」、新居昭乃「WANNA BE AN ANGEL」。
そして最後に、「鉱石ラジオ」をみんなで合唱しました。

気づけば自分も全部の曲に参加。
あれ、みんな代わったり抜けたりしているのに、なんかおかしくないですか?(笑)

昭乃クラスタからも、さゆりさんのキーボードと、ユキさんのサンポーニャで演奏に参加していただきました。
うなるサンポーニャの演奏、とても素敵でした。
できれば外側から演奏する姿も見たかった......。

いろいろな調整とか大変なところもあったけれど、大人が全力で遊ぶって楽しいな!と思いました。
やってよかった!!

惜しむらくは、うすいさんの相方さんが海外在住のためにご参加いただけなかったこと。
また相方さんが帰国したときにお祝いしましょう!

うすいさん、末永くお幸せに!!!

投稿者 utsuho : 23:41 コメント (0) トラックバック (0) | 日常と非日常

2016年7月 6日

訃報 / 吉良知彦

ZABADAKの吉良知彦さんが2016年7月3日亡くなられたことが、ZABADAKオフィシャルサイトにて告知されました。

3月の30周年記念ライブの最中に倒れて心配されたものの、1ヶ月の休養を経て復帰し、これまで以上に精力的にライブの予定が組まれている中での、突然の訃報でした。

あまりに急な知らせで、まだ受け入れることができません。

1993年にZABADAKの音楽に出会えたことは、私にとって人生の方向を決めるような重大な出来事でした。
その後、偉大なアーティストを数々知ることになりましたが、やはり最初に音楽は楽しくて自由なものなのだと気づかせてくれたのはZABADAKでした。
それから23年という月日がたっていることにも驚きましたが、時にどっぷり浸り、時には離れながら、いつも傍にあるような存在でした。

これまでに見つからなかったZABADAKの音楽が、これからも永遠に見つけ出されることがなくなってしまったことが惜しくてなりません。
吉良さんの、汗みずくになりながら、無限の愛情をそそぐように演奏する姿がもう見られないのが信じられません。

吉良さんのご冥福をお祈りいたします。
これまで、素晴らしい音楽を授けてくださり、ありがとうございました。
天国でも、より一層、心ゆくまで音楽を楽しんでください。

投稿者 utsuho : 22:33 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2016年5月15日

自転車日記 / 第13回時空の路ヒルクライム

第13回時空の路ヒルクライムへ行ってきました。
私にとっては、年に一回だけ本気で走る大会です。

昨年と同じく西濃運輸のカンガルー自転車輸送便で事前にばあばの家へ配送。専用ボックスだけでなく、オーストリッチのOS-500にも対応しているのが便利です。

前日に、ばあばのお宅へ伺い、自転車を組み立てて、とりあえず会場へ向かって前日受付を済ませます。
今回は、会場から登り口までの平坦区間を試走。
時空の路ヒルクライムでは、タイム短縮のため、この平坦区間をかなりの集団でトレインを組んで駆け抜けます。
一昨年、昨年ともにこの平坦区間であっさりとトレインから千切れてしまったけど、今年はどうかなあ......。
千切れるのは仕方ないにしても、できるだけ粘りたいところです。

夕飯はばあばのもてなし、会津名物ソースカツ丼、美味です!

翌日は快晴、かなり陽射しがきつかったので、ロングスパッツも脱いでしまいます。
並ぶ位置は前回と同じくグループ最後尾、だって平坦区間で千切れるもん......。

開会式も終わって、いざスタート!!
ゲートをくぐったらダンシングでひとまず集団最後尾にドッキング。
昨年はここで息があがりきってしまっていたけれど、今回は多少の余裕をもっていい感じでついていきます。

あ、前の方で中切れ起きた......。
あれよという間にトレインははるか彼方、今回も集団での平坦区間クリアはかなわず。
しょうがないので、中切れ組の数人をちょっと引っ張ってから単独走行。

交差点を右折してからの平坦区間は自分のペースで、勝負は栃沢集落の急坂からです。

そして、延々と続く上り坂。昨年に比べて脚が軽い気はしていたけれど、かといって一段ギアを重くするほどの余裕はない......。
力がペダルにかかりきっていないような中途半端な状態で走っていました。
残り5kmを切ってからも、なかなかスピードアップに踏み切れず。

道中は、ずっとかわうそ店長のジャージを着た方と並走を続けていました。
「かわうその自転車屋さん」面白いですよね(笑)

結局、全力で行けたのはラスト1kmになってから、そしてゴール前だけ全力スプリント(笑)
結果は......51分台でした。
昨年よりも4分短縮したものの、目標としていた40分台には届かず。

平坦区間をトレインで耐えていられたら、前を引かなかったら、あと一段重いギアで回していたら、残り5kmからペースアップしていたら......、走っているときはいっぱいいっぱいでも、後から考えるともう少し追い込めたかなと悔いの残るヒルクライムでした。

ゴール地点では恒例のしんごろう餅とじゅうねんアイス。
疲れた身体に染み渡ります。

そして、前回大会からの改善点として良かったのは、下山後すぐに成績が張り出されたこと!
やっぱり、良くても悪くても自分の成績を確認してすっきりした気持ちで帰れるって、大きな満足感です。

投稿者 utsuho : 23:46 コメント (0) トラックバック (0) | 自転車

2016年3月26日

新居昭乃ライブツアー2016 / Little Piano Tour 住吉神社能楽殿

今年は、新居昭乃さんのデビュー30周年ということで、Little Piano Tourも例年より多くの会場をまわっています。
どこの会場も昭乃さんの歌声と合いそうな魅力的な会場なのですが、中でも博多公演は筑前国一之宮住吉神社の能楽殿で行われるということで、他とは違った昭乃さんの魅力に出会えそうなので、行くことに決めました。

まずは、住吉神社へお参り。
住吉神社は、すっと澄んだ空気が満ちている神社でした。

能楽殿は、木造で質素なつくり。
雨風を避けるために室内になっているものの、能の魅力を引き出せるよう極限まで屋外での鑑賞に近づけているようでした。

ライブは「Adesso e Fortuna」からスタート。
洋の東西の違いはあれど、さながら吟遊詩人の歌のような中世的な趣は、この会場の雰囲気によく合います。
昭乃さんは少し緊張していたのでしょうか、歌詞の間違いが多かったのがちょっと残念でした。

昭乃さんのお母さんは博多在住とのことで、今回の会場にいらしていました。
「ロゼ・ルージュ」は、昭乃さんのお母さんのお気に入りの曲だそうです。

続いての「Reincarnation」、昭乃さん一人だけのステージなのに、重層的な歌声に包まれているようでした。
ここらへんから、昭乃さんの調子が出てきました。
それにしても、Goddess in the Morningの再臨、ないかなぁ...。

今回のLittle Piano Tour、各公演でアルバム1枚をまるごと演奏しているのだそうです。
ここでは、「そらの庭」の演奏でした。
「あれ? そらの庭......で合ってましたっけ?」と言う昭乃さん、かわいいなあ。

なかなか聴けない「仔猫の心臓」も、演奏されました。
救いのない歌で好き嫌いわかれるところではあるのですが、こういうところに切り込んでいく歌詞は、昭乃さんの本領でもあります。

このアルバムには好きな曲も多いので、嬉しい限りです。
その中でも、なんといっても、この会場で聴く「OMATSURI」です!!
折りしも時は黄昏時、しんしんと降りてくる冷気を感じながら聴くこの曲は、ここでしか体験できない素晴らしいもので、博多まで来た甲斐がありました!

フランスによる核実験のニュースを聞いて書いたという「アトムの光」。
この歌詞のどこまでも透き通った鋭さと、張り詰めた歌声に、気づいたら涙を流していました。

童話に出てくるような、暗い森をイメージさせる「妖精の死」。
昭乃さんがどういう歌を歌いたいかと考えたときに、こういうダークなファンタジーを歌いたいと描いた曲で、九州から上京してきた寺嶋民哉さんのところへ通うようにして作った曲だそうです。

アルバム一枚を通しての演奏、最後は「Little Edie」を歌い上げて終了。
アンコールに「虹色の惑星」、そして最後は昭乃さんから「虹」をいただきました。

昭乃さんは一度デビューしたものの商業的な音楽になじめず、自身の活動としては10年ほど間があいています。
「そらの庭」は、そうした殻をやぶって、昭乃さんの描きたかった世界を表現した初めてのアルバムとも言えます。
今回のライブでは、昭乃さんのそうした想いを話してくれました。
今では「幻想系の始祖」なんて呼ばれることもあるそうですが、それまでどこにもなかった音楽で支持を得るようになるには、相当な道を切り拓いてきたことと思われます。
昭乃さんはそうした経験をもって、「迷うことがあったら、自分に光が差してくる方に向かうといいよ」と言ってくれたのが、心に残りました。

懐かしい歌を聴きながら、渋谷のEgg-Manでのライブからベストアルバム「空の森」のリリース、そして待望の新作「そらの庭」発売といった頃の、必死で追いかけていた時のことを思い出していました。

昭乃さんの音楽に出会えたこと、ここまで聴き続けてこられたこと、そしてこれから先に昭乃さんが見せてくれる世界のすべてに感謝です。

投稿者 utsuho : 23:36 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ