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2011年8月28日

旅日記 / 熊野詣

ちょっと遅めの夏期休暇をとって、熊野へ行ってきました。

初日は川湯温泉の宿にたどり着くだけ。
宿に着くなり夕飯をいただきます。
……なにこれ、すげえ美味しい!!
熊野牛、地鶏の肉の味が濃くてびっくりしました。 ご飯が美味しい旅館は、それだけで幸せになります。
川湯温泉も気持ちの良い温泉でした。

二日目
早起きして、まずは熊野本宮大社へ行きます。

朝の清々しい空気の中、お参りをします。
まだ参道を掃き清めている方がいるような時間でしたが、神職の方にも気持ちよく応対していただきました。

そこからバスで新宮市まで戻り、熊野速玉大社へお参りします。

お参りをしたあと、御朱印をいただこうとしたところ、熊野速玉大社の御朱印だけでなく、神倉神社の御朱印もここでいただけるとのこと。

ん~……っと、数毫ほど考えた末、「あ、神倉神社の御朱印もお願いします」。

実は旅先の下調べをしていた時、神倉神社のことも調べていて、その重要さは知りつつも、今回の参拝ルートからは外すつもりでいました。

だって……、

どど~ん!!

延々と急峻な石段が聳え立っています。
時間的な余裕の少ない中、これを登るのはひと苦労です。

でも、御朱印をいただいてしまったからには、参拝しないわけには行かないでしょう。
ということで、えっちらおっちら登りました。

ばばーん!!!

ああ、この存在感はすごい……。神代の磐座でしょうか。
登ってきた甲斐がありました。

下りこえー、ちょーこえー(笑)
登りよりも下りで杖が必要だな、と痛感しました。

新宮駅に戻って、ここで初めて観光案内所に立ち寄って、那智への行き方と帰りの時間についてたずねたところ、とても親切にしていただきました。

バスを乗り継いで、熊野那智大社へ向かいます。
熊野三山めぐりもいよいよ大詰めです。

熊野那智大社への参拝を済ませた後は、隣接する青岸渡寺にも参拝し、那智の滝飛瀧神社へと向かいます。

飛瀧神社といっても、拝殿も本殿もなく、ご神体である那智の滝を直接拝むことになります。

あ~……、ここいいわぁ……。

身体に響く滝の音と、延々と続く落瀑……心が無になります。
このまま何時間でもいたい……と思いましたが、帰りの時刻も迫ってきたので、後ろ髪を引かれる思いでもどりました。
参拝料を出して、もっと滝の近くにある遥拝所へ行くこともできたのですが、そんなところに行ったらずっと留まってしまいそうなので行かなかったのが、今回の心残りです。
「やるべきことはすべてやった!」という旅も良いのですが、心残りがあったら、いつか「また来よう!!」という気になるかもしれないです。
というか、機会があれば何度でも来たいところです。

バスを乗り継いで、宿までもどり、今回の旅程はほぼ終了。

今回の旅行でなにが良かったかというと、出会った人がみんな親切だったことですね。
美味しいごはんを作ってくれた旅館のスタッフ、観光案内所のお姉さん、バスのおっちゃん、ロッカーを譲ってくれたおばちゃん……、皆さんのおかげでとても気持ちの良い旅行になりました。ありがとうございました。皆さまにも幸せが訪れますように。

今回、いただいた御朱印です。

・熊野本宮大社(田辺市本宮町本宮1100)
・熊野速玉大社(新宮市新宮1)
・神倉神社(新宮市‎磐盾1-13-8)
・熊野那智大社(東牟婁郡那智勝浦町那智山)
・飛瀧神社(東牟婁郡那智勝浦町那智山)

投稿者 utsuho : 2011年8月28日 23:05 | 旅行

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