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2010年5月 7日

居合道日記 / 段位という器

対人戦を行なって優劣をつけることがないため、居合の段位というのは普通稽古を積んでいれば、おおむね定期的にあがるようになっているようです。
ただ、段位というものは与えられても、その段位に見合うだけの中身をそなえないと、段位と実力とが離れていってしまうことになってしまいます。
そういう意味では、段位は器のようなものと考えられるでしょう。

今持っている器に中身が満ちたから、次の器を得るために昇段審査を受ける。というのが本来の姿ですが、なかには、ただ器を得るためだけに昇段審査を受けているような人もいるように思えます。

ちょうど昇段審査の多い季節です。これを機に、器に見合った実力を蓄えるよう、少し心を引き締めて稽古に励みたいと思います。

投稿者 utsuho : 2010年5月 7日 22:18 | 居合道

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