2009年12月30日
有川浩 / シアター!
有川浩さんの「シアター!」を読み終わりました。
三百万円の借金を抱えた劇団シアターフラッグの主宰、春川巧は兄の司に借金の肩代わりを頼み込む。金を貸す代わりに司から突きつけられた条件は、「二年で借金を返済すること。それができない場合はシアターフラッグ潰せ――」
司と巧の兄弟愛、その存在だけで巧を動かした千歳、かなわぬ想いを胸に秘める看板女優の牧子など、登場人物が活き活きと描かれていて、面白かったです。
本気、本音で物事にぶつかる彼らは、読んでいて眩しかったです。
そして、鉄血宰相・司の一言一言の重いこと。司の言葉は、普通に仕事をしている私自身にも通用しそうな言葉でした。
この作品は、さあ、これから――!、というところで終わっているのです。
もちろん、続編出るんですよね、ね?
投稿者 utsuho : 2009年12月30日 10:29 | 読書
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