<< 前の記事
次の記事 >>

2009年2月17日

誉田哲也 / 武士道シックスティーン

誉田哲也さんの「武士道シックスティーン」を読み終わりました。

宮本武蔵を我が師と仰ぎ、勝つことに執着する香織と、勝負よりも剣道を楽しむことを意識している早苗の対照がよく出ていました。

私も中学・高校と剣道部にいたこともあり、部活動の頃を懐かしく思い出しました。
まあ、私の場合はあそこまでまっすぐでも楽しんでもいませんでしたが……。
そんな私が読んでも感心してしまうほど、細かいところまでよく描写されていていました。きっとしっかりした取材をしたのでしょう。

香織と早苗がそれぞれ悩み、葛藤していく姿もよかったです。
続編「武士道セブンティーン」も出ているそうなので、今後の二人がどうなっていくのか楽しみです。

ちなみに、本の栞紐が剣道のたすきに見立てて紅白の2本になってました。
芸が細かいですね。

投稿者 utsuho : 2009年2月17日 22:36 | 読書

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://utsuho.mods.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/812

コメント

空穂さん、こんばんは!
女の子の剣道小説は珍しいですね。
乙女心と剣道にまっすぐむかうちょっぴり悩める青春、面白く読みました。
紅白の栞紐はとてもしゃれてますね。
続編も面白かったですよ~
TBができなくて。後日再トライしてみます、謝謝

投稿者 雪芽 : 2009年3月 3日 19:18

>雪芽さん
そもそも剣道を題材にした小説というだけでもうれしいのですが、この作品はいろんなところで芸が細かくて楽しかったです。
青春に剣道に家のことだったりもろもろに悩める乙女心、青春ですね。
人を斬ることができない竹刀だからこそできることがあるんだなあと思いました。

投稿者 空穂 : 2009年3月 3日 21:25

コメントしてください