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2008年4月14日

三浦しをん / まほろ駅前多田便利軒

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三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」を読み終わりました。

物語の舞台となっている「まほろ市」ですが、私が買い物などでよく行く街がモデルになっていて、しかも街の様子が事細かに描かれていて、読んでいて「ああ、これはあそこのことか」とイメージが頭の中に鮮明に浮かびました。

この「まほろ市」で便利屋稼業を営んでいる多田と、そこへ居候を決め込んだ行天、そしてさまざまな人たちが織り成す人間模様。
飄々とした行天とそれに振り回される多田のやりとりが面白かったです。

物語全体に虚無感が漂っているようで、読んでいてふっと「生きていくこと」について考えさせられました。

投稿者 utsuho : 2008年4月14日 22:08 | 読書

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