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2008年1月21日

北森鴻 / 瑠璃の契り

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北森鴻さんの「瑠璃の契り」を読み終わりました。
宇佐見陶子を主人公とした<旗師・冬狐堂>シリーズの短編集です。

「倣雛心中」と「黒髪のクピド」は無理矢理にミステリを作ったようでちょっと好きになれませんでしたが、「苦い狐」と「瑠璃の契り」はよかったです。
特に「苦い狐」での陶子が胸に抱くさまざまな想いは、骨董の世界の虚々実々の駆け引きとはまた違ったよさがありました。

美に対する陶子の真摯な姿勢は、読んでいて清々しいものがあります。

投稿者 utsuho : 2008年1月21日 22:41 | 読書

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