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2008年1月15日

上橋菜穂子 / 夢の守り人

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上橋菜穂子さんの「夢の守り人」を読み終わりました。

今回はバルサよりもまわりの人々の視点に立った話でした。
特にタンダやトロガイといった呪術師や、いわゆる普通の村人達が心に持つ思いなどが感じられました。
読んでいて今の我が身に重ねてしまうところもあり、胸にくるものがありました。

リー・トゥ・ルエン<木霊の想い人>であるユグノについての描写が平板だったのが少々残念ですが、
チャグムやシュガといった以前に出てきた人たちとの再会もあり、大呪術師トロガイの過去も明かされたりと、シリーズとしての世界の厚みもだんだんと増してきました。

投稿者 utsuho : 2008年1月15日 22:10 | 読書

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