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2006年6月 7日

山下景子 / 美人の日本語

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日本語というのは、なんと色気のある言葉なんでしょう。
もちろん他の国の言葉にもいいところはたくさんあると思いますが、私はこの国に産まれてこの国の言葉を母語とできるのは、とても恵まれていることだと思います。
この本は、そんな艶のある言葉をあつめて、1年分366日に当てはめたものです。

「四月朔日」「満天星」「露華」「恋染紅葉」……。
ぱらぱらとページをめくるごとに、雰囲気豊かな言葉が次々と出てきて、中には初めて聞く言葉などもあって、私達の国の言葉の美しさを再発見させてくれる一冊です。

この本は「everything is ephemeral but...」のきゅうさんの記事を読んで興味を持ちました。
もしよろしければそちらもご覧下さい。

日本語を楽しむ本ということで、もう一冊。
わかつきめぐみさんの「言の葉遊学」です。

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辞典から引っ張ってきた言葉について、いろいろととりとめもなくお話をつづった本です。
「遊学(あそびがく)」というだけあって、こちらも日本語の楽しさが伝わってくる一冊です。

投稿者 utsuho : 2006年6月 7日 00:48 | 読書

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