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2005年3月 2日

仄白き眼差し / アポフィライト

アポフィライトの語源はギリシア語の「apo(=~から離れて)」と「phyllon(=葉)」で、この石を熱すると葉片状に割れるという性質を持つことからきています。
と言っても、その様子を見たことはないんですけどね……。

また、仄かに白く輝く様子が魚の眼のように見えることから、和名を魚眼石といいます。
と言っても、私にはこの石はどうにも魚の眼には見えないんですけどね……。

個人的な感想ですが、この石に関してはどうにも名前と実態が上手く結びつきません。
想像力が足りないせいか、そもそも魚の眼というものをよく見ていないせいか。
まあ、そんなことは石の持つ魅力の前ではそれほど大きな問題ではありませんね。

写真のものはインド産の結晶。
透明な結晶の奥の方からかすかに見えるさわやかなアップルグリーンの色合いは、眺めていると吸い込まれそうな気がします。

投稿者 utsuho : 2005年3月 2日 00:31 | 鉱石

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コメント

名前の由来から説明してあって大変興味を惹かれて魅入って
しまいました。色の変わる綺麗な石にも魅入ってしまったの
ですがw、この石の説明の方に釘漬けです。こんな不思議な
石があるなんてしりませんでした。

投稿者 二葉 : 2005年3月 5日 09:29

こんにちは。コメントありがとうございます。

普段目にするメジャーな宝石の他にも、まだまだ綺麗な石や
不思議な石がたくさんあって、まさに地球の神秘です。
集めるほど、調べるほどに、どんどん深みにはまっていきます(笑)

もし、この記事がもとで、鉱物に興味を持ってもらえたとしたら、
こんなに嬉しいことはありません。

投稿者 空穂 : 2005年3月 5日 20:49

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