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2004年10月29日

ヘルメット・ペインティング

今、私は、スペシャライズドのAIR FORCEというヘルメットを使っているのです。これを選んだ理由は、単純に安かったから(ほら、自転車買ったばっかりで、あまりお金もなかったし)。で、数ヶ月間使ってみて、機能的には不満はないんだけど、ただ一つ欠点がありまして。

それは「見た目がイマイチ」なんです。

周りを見渡せば、GiroやMETやその他のメーカーでも、先鋭的なデザインでプロ選手が使っている格好いいヘルメットが沢山出ているではありませんか。
そういうのに比べると、AIR FORCEはちょっと無骨というか、いかにも「自転車のヘルメット」というデザインなんですよね。
で、そんな不満を抱えながら使い続けるのも楽しくないし、かといってヘルメットを買い代えるなんていう贅沢な話があるわけでなし。

ここはひとつ「ヘルメットを自分の気に入るように改造する」のが本道でしょう。
ということで、ヘルメットにオリジナルの塗装を施すことにしました。

まずは、紙に下書き。
少しでも軽く走れるようにと願いを込めて、モチーフは翼に決定。
適当に描き上がったらそれを切り抜いて、マスキングのベースにする。


#1500くらいの耐水ペーパーでヘルメットの表面を軽く荒らした後、マスキングテープを使ってマスキングを施す。う、ベンチレーションの部分のマスキングが面倒くさい……。あ、曲線のマスキングが段差の部分でズレてる。ううん、いきなり前途多難です。


どうにかこうにかマスキングが終わったら、いよいよ塗装の開始。塗料は、とりあえず模型用のMr.カラーを使います。模型用の塗料はあまり塗膜が強くないんだけど、まあ、初めてのことだし使い慣れたヤツがいいでしょう、ということで。左の写真は、塗料の吹き付けに使う.Tooのエアコンプレッサ、AC-100です。
こいつが、今後の未来を握っていると言っても過言ではないでしょう。


あとは、腹をくくって吹き付けていきます。グラデーションとか入れたら格好いいなあとか、初心者のくせにいらぬ妄想を膨らませて、クリアイエロー→クリアブルー→ブルーの順に塗っていきます。一度塗り始めてしまうと、勢いがつくものですね。もう後戻りはできません。


で、マスキングをはがして、失敗した部分にレタッチを加えたら、クリアーを何回か吹いておしまいです。重ね吹きをしたせいで、ちょっと色が暗めになってしまいましたが、まあまあの出来ですか。よく見ると境界はガタガタだし、線はつながってないしでアラも沢山ありますが、遠目からハッタリをかますには、これで充分かな。


正面から見ると、こんな感じ。


なかなか気に入ったヘルメットになりました。
あとは走りに行くだけ。楽しみだ。
このヘルメットをどこか街中で見かけたら、声でもかけてください。
残る心配は、転んだときに塗料がはげないかどうかだな……。

で、やってみての反省点をいくつか。
いくらなんでも三色グラデーションはやりすぎた。二色ならもっと明るく発色したと思う。
下手に複雑なデザインはやめた方がいい。曲線よりも直線のほうが圧倒的に簡単。ヘルメットの段差と直行するようにするとなおよかった。線がずれてるところが結構あるんだよなあ。
当たり前のことだけれど、マスキングはしっかり貼りましょう。数箇所塗料がはみ出してしまって、後からレタッチでごまかすことになりました。


最後に、この記事を利用することで生じたいかなる損失についても、当サイトは一切の責任を負いません(まあ、やろうと思う人もいないだろうけど)。

投稿者 utsuho : 2004年10月29日 00:23 | 自転車

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コメント

すごい!すごい!
そっかー。
お気に入りの模様がなければ自作してしまえばよいのですね。

それにしてもMYエアコンプレッサ持ってるだなんて。
玄人すぎます(笑)

投稿者 umi : 2004年12月 1日 21:47

塗装までしなくても、シールとかならPCでも作れますしね。
それだけでも、大分ちがうと思いますよ。

コンプレッサは、プラモに色塗るときには必須アイテムなんですよ~。
しばらく使ってなかったので、ホコリかぶってましたが(笑)

投稿者 空穂 : 2004年12月 1日 21:47

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