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2004年10月11日

ヴァン・ヘルシング

今日も朝から小雨がぱらつく、落ち着かない天気。
まあ、こういうときはじたばたしてもしょうがないので、映画でも見に行くことにする。という、多少後ろ向きな気持ちですが、「ヴァン・ヘルシング」を観てきました。
ファンタジー好きな私としては、この映画、モンスターハンターものということで、ちょっと気になってたんですよ。

で、さっそく感想なんですが、端的に言ってしまうと「一味足りない」というところでしょうか。「煮込みが足りない」とも言えるかもしれません。

吸血鬼・フランケンシュタイン・狼男等々(あと、なぜかハイド氏も)と、モンスターのオンパレードなんだけど、種族ごとの違いとか、そういうのを見せて欲しかったなあ。ちゃんと描かれていたのはフランケンシュタインくらいじゃないか。狼男なんて、大した理由もなくとってつけたように最終兵器として扱われただけだったし。

武器もいまひとつ。せっかく発明家がいるんだから、もっと面白アイテムを裏技的に使いこなして欲しかった。それができないんだったら、武器なんてムチ一本で充分じゃないか。いや、ムチは関係ないですか。

設定も、もう一つひねりが入っていれば良かったのに。すべてご都合主義で片付けられてしまうのは、ちょっとなあ。

ということで、私のツボからはことごとく外れていました。アクションとかは、まあ、それなりに見られるものだったのになあ。残念。
あ、モンスターの動きは不自然過ぎて全然ダメですね。いかにもCGくさい動きでした。ゴクリ(あ、ゴラムだっけか)の中の人をもっと見習ってもらいたいものです。

全体としては「お金のかかったB級映画」と言ったところでしょうか。まあ、厳しいことばかり言ってますが、お金を払った分くらいは楽しめたと思います。

投稿者 utsuho : 2004年10月11日 20:35 | 映画

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