2011年6月 4日

第24回 東京国際ミネラルフェア

新宿で開催されている「東京国際ミネラルフェア」へ行ってきました。
国内最大級の鉱石・化石の展示即売会です。

どのブースも、鉱石が所狭しと並べられています。
まずは、どんなモノが出ているかな~と、会場をひとめぐり……したいところですが、人が多くてそれどころではありません。
目に付いたところで、ずずっとブースに身体を寄せて見せてもらいます。

化石のお店もたくさん出ています。
ラベルに「白亜紀」とか書かれていると、意味もなくワクワクしてしまいます。
いつか、恐竜の歯の化石とか、買いたいなぁ。

水晶のクラスターです。
ブースのお姉さんに「お値段は相談に応じますよ♪」と言われてしまいました(笑)

いつも伺っているブースでは、今回は見目麗しいレッドベリルが並んでいました。
ビックリするくらい破格!の値段ではありましたが、やっぱり手がでないですね。
レッドベリルは、いつか手元に連れて帰りたいのですが、果たしてその時まで出回ってくれているかどうか……。
そこのブースでは、隣で選んでいたお客さんとベニトアイトについて話し合ったり……なんで私がベニトアイト好きってわかったんだろう(笑)

別のブースでは、パライバについてちょっとお話し。
「昔は陸続きだったから、ブラジルで産出するものは、アフリカでも採れることが多いんですよねー」とサラッと言われてビックリ。
そうかー、そういう地球の営みの単位なんだよな、と改めて感じました。

今回の戦利品はルース2点。ラズライトとインペリアルトパーズ。
ここのところ、自分の関心がルースの方にシフトしている気がするなぁ。
トパーズは何か作れるかな、どうかな。

投稿者 utsuho : 20:04 コメント (0) トラックバック (0) | イベント,鉱石

2010年12月13日

東京ミネラルショー 2010

池袋のサンシャインシティで行なわれた鉱石・化石の展示即売会「東京ミネラルショー2010」へ行ってきました。
久しぶりの参加です。

会場に入ったらもっと浮き足立つかな~、と思っていたのですが、意外と気分が盛り上がらなかったのは、重たくのしかかるような天気のせいか、突き落とす相手のいない一人行動のせいか……。

今回のお目当ては決まっていたのですが、会場中をまわっても見つからず……。
縁がなかったと思ってそろそろおいとまするかなぁと、最後のひと回りをしている時に出会いました。

超がつくほど美人なベニトアイトさん!!

早速ケースから出してもらって、矯めつ眇めつしながら、お店の人とベニトアイトトークをして、非常に満足♪
もちろん、お財布の都合で、連れて帰ってくることは叶いませんでしたよ(笑)

投稿者 utsuho : 23:42 コメント (0) トラックバック (0) | イベント,鉱石

2007年12月26日

神秘の血玉 / シナバー

シナバーはギリシア語の「kinnabaris(=赤い色のもの)」という語源からわかるように、古くから赤色の顔料として古来より利用されてきました。
その血液を連想させるような赤から「ドラゴンブラッド」ともいいます。

「朱砂」「丹(に)」という呼び名の他、中国の辰州で採れたことから「辰砂」と呼ばれます。

日本でも古くから産出し、古墳の内壁や石棺の彩色などにも使われています。
また、顔料としてだけでなく、錬金術や錬丹術などにも使用されてきました。

写真のものは、一見すると金属光沢なのだけれど光にかざすと赤く見える、不思議な雰囲気をもった石です。

投稿者 utsuho : 00:35 コメント (2) トラックバック (0) | 鉱石

2007年12月24日

龍の血液 / ドラゴンブラッドシリカ

先日行った東京ミネラルショーにて「ドラゴンブラッドシリカ」なるものを買ってきました。
シャッタカイト、クリソコラ、マラカイト、キュープライトなどが混ざりあったものだそうです。

学術的な名前ではなくて業者のつけた名称だそうですが、血液を連想させる色合いでもないのにどこから「龍の血」というインスピレーションを得たのでしょうか……。
ともあれ、これはこれで面白いかと思い、つい連れて帰ってきてしまいました(笑)

色の混ざり具合に味わいがあって、見ていて飽きのこない石です。

投稿者 utsuho : 18:49 コメント (0) トラックバック (0) | 鉱石

2007年12月22日

苺、ひとつぶ / ゲーサイト・イン・クォーツ

水晶の中に宿ったやさしい薄紅色。
微細なゲーサイトの粒が水晶に入ったもので、ストロベリークォーツとも呼ばれます。

ストロベリークォーツという名前で売られているものには、ゲーサイトインクルージョンのものと、レピドクロサイトインクルージョンのものがあります。
ただ、レピドクロサイトインクルージョンはひとつひとつのインクルージョンが大きいこともあり、「ストロベリー」という名前は似合わない気がします。
まあ、石の名前に厳密な定義があるわけではないので、実際には自分で見て感じるしかないのですが。

こういった見た目に美味しそうな石はとても好きなので、見かけるとつい手を出してしまいます。

投稿者 utsuho : 22:00 コメント (0) トラックバック (0) | 鉱石

2007年12月15日

東京ミネラルショー 2007

池袋のサンシャインシティ文化会館で開催された「東京ミネラルショー 2007」へ行ってきました。
毎年この時期に開催されている、鉱物・化石の展示即売会です。

ブースでは、このように所狭しと鉱物や化石が並べられています。
広いブースの中から気に入ったものを探し出すのはなかなか大変ですが、いろいろとまわって店の人と話をするのも楽しいものです。

今日は土曜日ということもあって、結構な人手でした。
時間も忘れてまわっていたせいか、最後の方には軽く酸欠状態になっていました、ふう。

いくつか気に入ったものを買ってきましたので、いずれこのBlogでも紹介したいです。

投稿者 utsuho : 23:51 コメント (2) トラックバック (0) | イベント,鉱石

2007年6月25日

匂い立つオレンジ / タンジェリン・クォーツ

水晶にはさまざまな色をしたものがあり、それぞれに呼び名が与えられています。
その中にはシトリンやレモン・クォーツといったように柑橘類の名前を持つものがいくつかあります。タンジェリン・クォーツもそうした柑橘類の名前を持った水晶のひとつです。

タンジェリン・クォーツは水晶自体がオレンジ色をしているのではなく、無色の水晶の表面に酸化鉄が付着したものです。

みずみずしい柑橘類を彷彿とさせるオレンジ色と水晶のさわやかな透明感がよく合い、見た目に美味しそうな鉱石です。

投稿者 utsuho : 22:27 コメント (0) トラックバック (0) | 鉱石

2007年6月22日

空飛ぶ波をとらえて / ジンカイト

風の丘で聞く鉱石ラジオ
こどもの秘密
手巻きのコイル ロシアの音楽
その小さな手
魔法みたいに見えた

風の音とノイズ
ひたすらな愛と尊敬をね
(新居昭乃「鉱石ラジオ」より)

ジンカイトは、以前はアメリカのニュージャージー州など産地の限られた鉱物でした。
その後、‘90年代になりポーランドの亜鉛工場で亜鉛の精錬の際に、副産物としてジンカイトの結晶ができているのが見つかり、それがポリッシュ・ジンカイトと名付けられて出回るようになりました。

ジンカイトはその名の通りジンク(=亜鉛)を語源とし、和名では「紅亜鉛鉱」と呼ばれます。

ジンカイトはガレナ(方鉛鉱)、パイライト(黄銅鉱)などと同じく、電流を一方向だけに流す整流作用を持つため、鉱石ラジオの検波器の部品としても使われます。

鮮やかな色をした石なのですが、硬度4~5ということで傷つきやすいためアクセサリには向かないのが残念です。

投稿者 utsuho : 01:41 コメント (0) トラックバック (0) | 鉱石

2007年6月 4日

第20回 東京国際ミネラルフェア

新宿のセンチュリーハイアット・スペースセブンイベント会場で開催された、「東京国際ミネラルフェア」へ行ってきました。
国内最大規模の鉱物・化石の展示即売会です。

今回は平日に行ってきたのですが、土日に比べると人も少なめで、ゆっくりと見ることができました。

綺麗な石もたくさん並んでいて、見ているだけでも楽しいです。

今はこれといって欲しい石がなかったのですが、会場を歩いているうちにいろいろと欲しい石が出てきてしまいました。
いつものことながら、本当に困ったものです(笑)
そして、これも毎度のことながら、もっと英語が上手くなりたいと思います。
外国のディーラーさんの営業トークの上手さに負けてしまいました。

今日の戦利品、の、一部(笑)です。
面白いものも手に入ったので、いずれこのBlogでも紹介していきたいです。

投稿者 utsuho : 22:07 コメント (2) トラックバック (0) | イベント,鉱石

2007年4月23日

内に潜む煙 / スモーキー・クォーツ

水晶は無色透明なものの他にも、さまざまな色を持つものがあります。
その中でも向こうが透かせるくらいにわずかに黒く発色したものをスモーキー・クォーツと呼びます。
これは水晶に含まれるアルミニウムイオンが放射線の影響を受けて発色したものだそうです。
和名でも同様に「煙水晶」と呼ばれています。

スモーキー・クォーツの魅力は、やはり煙をそのまま固めたような微妙な透明感でしょう。
これがまったく不透明なものになると「モリオン(=黒水晶)」になってしまうし、かといって色が薄くても物足りない。
わずかに向こうを透かせるくらいの透明度のものが「煙水晶」の名にふさわしいと思います。

写真のものは、スイス・フェリタル産の煙水晶。
スイスは日本と並んで水晶の産地として有名なのだそうです。

投稿者 utsuho : 22:13 コメント (0) トラックバック (0) | 鉱石