2021年12月25日

新居昭乃ライブ2021 / Silent Choir

やっぱり、せっかくBlogを作ってきたことだし、こまめに記録を残していきたいと思い直し、久しぶりのライブレポートです。
新橋のニッショーホールで行われた、新居昭乃さんのライブ「Silent Choir」へ行ってきました。

「オーロラ」から始まり「星の雨」。キラキラと光が舞います。
そして「Neverland」は聴くたびに好きになっていく気がします。

銀夏さんの歌「Lives」は初めて聴く曲、オシャレな曲調で「保刈さんの曲なのかな」と思ったのですが、はまたけしさんの曲とのことでした。
今回凄かったのは、まーくんのバイオリンに乗せた「Little Wing」。
新曲「Plastic Forest」はとても神秘的で沈み込んでいくような気持ちになりました。
そして、ストーリー仕立ての「金の糸の話」。歌詞もちゃんと知りたいし、昭乃さんの紡ぐ世界をもっと知りたいです。

今回は結城貴弘さんのチェロが入っているのですが、「dream,dream」での結城さんのチェロも良かった。
昭乃さんのサポートメンバーは、皆さん楽しそうに演奏しているので、聴いていて気持ちよいです。

最後はこれまた新曲の「薔薇の名前」から、「Haleakala」「WANNA BE AN ANGEL」。昭乃さんの歌声は天から降る声です、本当に。
アンコールは、昭乃さんがアカペラで歌い上げる「虹」。

初めて聴く曲が多くて新鮮で、どの曲もキラキラ輝いていて、暖かい雪に包まれるようなライブでした。

投稿者 utsuho : 22:54 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ,音楽

2018年12月30日

新居昭乃ライブ2018 / Electric Sheep

有楽町のヒューリックホール東京で行われた、新居昭乃さんのライブ「Electric Sheep」へ行ってきました。
ライブタイトルはもちろん、かのSFの名作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」からとられたもので、今回のテーマは「アンドロイドが見る夢」とのこと。
昭乃さんのSF性が大好き私としては、このライブタイトル聞いただけで期待が振り切れます。

会場のヒューリックホール東京は初めて行きましたが、シートがとても座り心地がよくて落ち着いて聴ける会場でした。

ライブはステージ上に昭乃さんはじめメンバーがダウンロードされる演出から、「Welcome to Riskcaution Corporation」で開幕。
薄くかかった紗幕に歌詞が浮かび上がる演出が素敵でした。

アレンジがまったく違った「羽よ背中に」、元の曲も素晴らしいのだけれど、こうやってガラリと色を変えてくるところに凄みがあります。
震えがくるほどギリギリを攻めきってくる昭乃さんのライブ、久しぶりの気がします。

そして、そこからの「風の羽」。ファンタジー色の強いこの曲が来るのはちょっと意外でした。
この曲の流れるようなメロディが好きなので、嬉しい選曲です。

SF的ではあるけれど、悲しい現実を歌った「Our Children's Rain Song」、厳しさも昭乃さんの曲の一面です。

「風の羽」をやったので来ないかと思っていた「奇跡の海」も聴けました。
坂本真綾さんの名曲ですが、昭乃さんが歌うと真綾さんとはまた違った芯の強さが感じられます。

独特の浮遊感を持つ「Tyrel」から、「バニラ」「VOICES」という流れも、夢のひとときのようでした。

「降るプラチナ」のアレンジも、これまでと全く違って意表を突かれたのですが、その後に流れてきたリズミカルなイントロに、「お、このリズムは「Reve」だ」と思ったら、まさかの「花かんむり」!
こんなアレンジの花かんむりが聴けるとは、本当にビックリしました。
そして、「降るプラチナ」「花かんむり」の演奏でノリノリで跳び回る魚さんの姿と言ったら!
重力を感じさせないような浮遊感でした。

夢のひとときはあっという間に過ぎ、最後は「WANNA BE AN ANGEL」。

アンコールで、このライブの新曲「羊の夢」と、いつもの昭乃さんからのプレゼント「虹」。
本当に、昭乃さんという膨大な世界を内に持ったアンドロイドがいて、その夢の中に吸い込まれたようなライブでした。

願わくば、もう一度と言わず何度でもこの夢を見られるよう、外部記録へのバックアップを......。

投稿者 utsuho : 23:46 コメント (0) トラックバック (0) | ライブ,音楽

2016年7月 6日

訃報 / 吉良知彦

ZABADAKの吉良知彦さんが2016年7月3日亡くなられたことが、ZABADAKオフィシャルサイトにて告知されました。

3月の30周年記念ライブの最中に倒れて心配されたものの、1ヶ月の休養を経て復帰し、これまで以上に精力的にライブの予定が組まれている中での、突然の訃報でした。

あまりに急な知らせで、まだ受け入れることができません。

1993年にZABADAKの音楽に出会えたことは、私にとって人生の方向を決めるような重大な出来事でした。
その後、偉大なアーティストを数々知ることになりましたが、やはり最初に音楽は楽しくて自由なものなのだと気づかせてくれたのはZABADAKでした。
それから23年という月日がたっていることにも驚きましたが、時にどっぷり浸り、時には離れながら、いつも傍にあるような存在でした。

これまでに見つからなかったZABADAKの音楽が、これからも永遠に見つけ出されることがなくなってしまったことが惜しくてなりません。
吉良さんの、汗みずくになりながら、無限の愛情をそそぐように演奏する姿がもう見られないのが信じられません。

吉良さんのご冥福をお祈りいたします。
これまで、素晴らしい音楽を授けてくださり、ありがとうございました。
天国でも、より一層、心ゆくまで音楽を楽しんでください。

投稿者 utsuho : 22:33 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2014年10月19日

Blueberry&Yogurt+藤野由佳 / 螺子巻く夜の記憶

Blueberry&Yogurt+藤野由佳の「螺子巻く夜の記憶」を聴いています。
スチームパンクの世界をイメージしたコンセプトアルバムだそうです。

「evergreen」、オオフジツボとリタさんがガッツリと組んだ曲、いい組み合わせです。

「機械人形の見た夢」、サビがすごい!!
7拍子でたたみかけてくる曲は藤野さんの真骨頂。
またアレンジも素晴らしいです。

リタさんの陰のある歌声は、こういう世界に合ってますね。

さらに望むなら、ぜんまいとか歯車とか、いかにもスチームパンク的な単語を使わずに表現してもらいたかったけど……、それは高望みかなあ。

投稿者 utsuho : 18:58 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2014年3月 5日

オオフジツボとリタ / 夕暮れの声

オオフジツボとリタの「夕暮れの声」を買ってきました。
オオフジツボの作るボーカル曲、封を開ける前からワクワクします。

そう言えば、これまでiyunalineなんかでリタさんの歌声と出会うことはあっても、ちゃんと聴いたことはなかったなあ……。

1曲目「Dublin 25:00」。
いきなり藤野節が炸裂です(笑)

太田さんのメロディー全開の「凪の旅路」。
うたものギタリストの本領です。

「Calloden's Harvest」の、雰囲気あるリタさんの歌声もよいです。

オオフジツボの新境地が楽しいミニアルバムです。

投稿者 utsuho : 00:14 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2013年7月23日

藤野由佳 / 心ふるわすもの

藤野由佳さんのセカンドアルバム「心ふるわすもの」を聴いています。

松岡政長さん作曲の「鳴りやまぬ記憶」は、心の奥に潜っていくような曲調が好きです。

「遠すぎた星」は、オオフジツボで演奏されているものよりも、さらに孤独感が満ちています。
これは寂しくなります(笑)

蛇腹姉妹らしさのあふれ出た「サーカスの一夜」もいいです。

アルバムのタイトル通り、藤野さんの琴線に触れた風景や物語など……。
それらを藤野さんのアコーディオンを通して見ているような気持ちになるアルバムです。

投稿者 utsuho : 22:36 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2013年2月18日

新居昭乃 / Unknown Vision

Unknown Vision

新居昭乃さんのニューシングル「Unknown Vision」を買ってきました。

「Unknown Vision」、霧の中のような、紗をすかしたようなイメージが脳裏に浮かびます。
まさに昭乃さんならではの曲ですね。
藤堂昌彦stringsの迫ってくるような音色が良いです。

2曲目の「一切へ」。昭乃さんのこういう曲ってあまり記憶にないなあ。
新境地へ踏み込んだかな。

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2012年10月30日

John John Festival / John John Festival

John John Festival

John John Festivalのデビューアルバム「John John Festival」を買ってきました。

フィドル、ギター、バウロンの演奏が本当に楽しげで、遠いアイルランドの風が感じられるようです。
「JJF」や「Sally Gally」が特に気に入っています。

素朴な楽器の音色に、どこか懐かしさ覚えるようなアルバムです。

投稿者 utsuho : 01:40 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2012年6月10日

新居昭乃 / Blue Planet&RedPlanet

Blue Planet Red Planet

新居昭乃さんのアルバム「Blue Planet」「Red Planet」を聴いています。
前作「ソラノスフィア」からほぼ3年ぶりとなる新譜は、2枚同時発売でした。

すでにシングルで出ている曲も半分近く入っているので、目新しさはあまりないのですが、この2枚のアルバムに昭乃さんが込めた想いも伝わってくるものがあります。

「Red Planet」では、「Our Children's Rain Song」の世界を切り裂くような鋭い言葉が胸に迫ってきます。
ただ、そこから「虹」「Happiness is here」へ続いていくところが救いでしょうか。
「Happiness is here」はいつも胸に持っていたい歌です。
「喜びの竪琴」で藤井珠緒さんの名前を久々に見かけたのも嬉しかったです。

「Blue Planet」の1曲目は「花かんむり」。
う~ん、やっぱりこれは「Goddess in the Morning」版が素晴らしいな……。

「深海の火」。以前ライブで聴いて気に入った曲です。
ようやくアルバムに収録されました。

「Sopia~白の惑星」は、昭乃さんの問いかけと希望でしょうか。

昭乃さんの曲は、長く聴きこんでいく内にいろいろな発見があるので、今後聴いていくうちにどんな変化があるか楽しみです。

投稿者 utsuho : 00:09 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽

2012年3月29日

John John Festival / 歌とチューン

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John John Festivalの新譜「歌とチューン」を買ってきました。
John John Festivalのセカンドアルバムです。
……って、私は最近知ったユニットなのでファーストアルバムを持っていないんですけどね。

アイリッシュを奏でるユニットであるけれど、それに気負うことなくありのままに表現された音楽。
1曲目「ふたりのことば」で流れてくるのは日本語の歌声。おやっと思ったのも束の間、優しい音色と優しい歌声に包まれます。
そこから一転して、2曲目の「Hey John Joe」の格好よさ。

「ワンツーポルカ」も、聴いているとつい踊りだしたくなる曲です。
わんつーわんつー。

飾らずにありのままで、だけどアイリッシュの魅力のぎゅっとつまったアルバムです。

John John Festival / second star

投稿者 utsuho : 20:51 コメント (0) トラックバック (0) | 音楽